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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『シャルパンティエ:真夜中のミサ曲 ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン古楽オーケストラ&合唱団』

Charpentier_Mayonaka no Misa_Christie シャルパンティエの書いた3つのミサ曲のうちのひとつ「真夜中のミサ曲」が入ったCDです。他に、「主の御降誕のカンティクム H416」も収録されていました。ちなみに、「真夜中のミサ曲」はクリスマスの深夜に演奏されるもので、フランス・バロックのミサ曲で最も親しまれているものなんだそうです。へえ~、またひとつ勉強になった(^^)。。

 まず、1曲目に入っていた「主の御降誕のカンティクム」…いやあ、始まって1分で虜になってしまいました、なんだこの静謐で落ち着いた感じは!西洋の宗教曲のゾッとくるような美しさというのとちょっと違くて、美しいんだけどどこかあったかい、みたいな。この曲はキリスト生誕を唄ったオラトリオで、エヴァンゲリストみたいなレチタティーヴォの語り手がいて、その後で男女混声合唱が入って、室内楽伴奏つき、みたいな。歌なしの第3曲「Nuit」の弦の美しさがヤバい…いや、この曲だけでなくみんないい曲でした。室内楽がバロック時代らしくてリコーダーの音なんかも聴こえて、これがあったかいのかも。

 「真夜中のミサ曲」は、構造が面白かった!このCDだとトラックが15に分かれているんですが、ミサ曲の通常文が歌われるところと、世俗音楽のノエル(クリスマス・キャロル)が混ぜられてました。へえ、こんなミサ曲があるのか。。ところがこれが聖俗グッチャグチャに聴こえるかというと、ものすごく整って聴こえました。すごい…。世俗曲と言っても、合唱音楽ってすごく美しかったりしますもんね、いつかトラップ・ファミリーのクリスマス音楽集を聴いた事がありますが、それですら美しいと思ってしまいましたし。そして…いやあ、やっぱり美しい。。

 録音はかなりナチュラルで、響きはそこそこに抑えてあってあったかい感じ。合唱は柔らかくて調和優先という感じ、ヒリアードみたいに技巧的ではなかったです。エヴァンゲリスト(?)は文句なしにいい!いやあ、これは買ってよかった、「シャルパンティエの『真夜中のミサ曲』ぐらいはちゃんとCDのいい音で、訳を読みながらリッチに聴きたいなあ」なんて思って買ったんですが、これを聴かずに死ぬところだったよ。。これは推薦です!


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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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