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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『沖至トリオ / 殺人教室』

OkiItaru_SatujinKyousitu.jpg トランぺッター沖至(おきいたる)さんのリーダー作、1970年発表です。メンバーは沖至(tp他)、翠川敬基(cb他)、田中保積(dr他)で、全4曲。へえ、翠川さんってチェロじゃなくてコントラバスを演奏していたんですね。このレコードはジャズ評論家の副島輝人さん主宰のMobys というレーベルからのリリースで、僕が持っているのは再発されたCD。冒頭にパチパチ音がしていたので、多分LPから起こしたんじゃないかと。

 トリオと言っても、皆がゴングやらピアノやらグロッケンやらを演奏します。それぞれがトランペット、ベース、ドラムを演奏している曲はややフリー寄りのジャズ・トリオっぽいです。一方、皆が色んな楽器を演奏すると、アート・アンサンブル・オブ・シカゴとか、古い恐怖映画のサントラみたいでした。で、多楽器演奏がアルバムの最初と最後にあって、真ん中がトリオでのストレートな演奏。これはいいプログラミングだなあ。
 ジャズ・トリオの演奏の方は熱いし、恐怖映画のサントラっぽい方は雰囲気があって刺激的。すごくよかったです。それにしても沖さんって、もともとはバッパーだったんじゃないかという演奏でした。のちにフランソワ・テュスクのグループで演奏したりもするし、そっち系の演奏もきっとうまいんでしょうね。

 このアルバムは70年発表。沖さんは大卒、翠川さんなんて大学在学中…といっても、安保闘争がいちばん激しかった時期だと思うので、大学の授業なんてまともにやってなかったのかも知れませんが。「殺人教室」というタイトルにこのジャケットデザイン、そしてフリージャズ。音楽アルバムというより、安全保障条約をめぐる60~70年に、若者の中でも頭を持っている大学生たちがどう肌で感じていたのか、それが音になった創作物と感じました。これはいい、推薦です!


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トランぺッター沖至、逝去

ItaruOki_Photo.jpg  2020年8月25日、フリージャズ系の名トランぺッター沖至さんがフランスで亡くなられたそうです。享年79歳、これは新しい音楽を選んで生きてきたミュージシャンとしては長生きだったのかも。

 僕が沖至さんをはじめて聴いたのは、渡仏前の1970年に発表したリーダーアルバム『殺人教室』。当時の僕は音大に通いながらジャズのアルバイトをしていて、ピアノ科から作曲科に転科したての頃でした。だから当時は「勢いは凄いけどデザインがちょっとな…」なんて思ったんですが、ところが最近聴き直したらメッチャカッコよかったです。それは、73年に行われた日本のフリージャズのフェスティバルの実況盤『インスピレーション&パワー14』も同じ。
 そういった沖さんの渡仏前のレコードを聴き直すきっかけになったのが、1996年の音源『KAMI FUSEN』でした。録音は96年でしたが聴いたのは去年かおととしとつい最近で、渡仏後の沖さんの演奏を意識的に聴いたのはこれが初で、いい音楽だったんです…本当に感動したのは井野信義さんの演奏だったんですが。それから、渡仏後の沖さんの演奏もいくつか聴くようになりました。だから、沖さんの音楽や演奏を良いと感じるようになったのは本当にここ最近のことで、そんな時に届いた訃報は悲しかったです。

 日本のフリージャズが一番熱かった70年代前半に現役だったミュージシャンが、次々に世を去っていきます。生き残っているのは、豊住芳三郎さん、山崎弘さん、山下洋輔さん、佐藤允彦さんぐらいでしょうか。大阪の大学を出た後にミュージシャンになり、30歳を過ぎてから渡仏してジャズを続け、そのまま一生を過ごすという保険のきかないダイナミックな生き方は、70年代を生きた世代だから出来た生き方なのかも。音楽だけでなく、生き様まで格好いい人でした。ご冥福をお祈りします。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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