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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Quincy Jones / Smackwater Jack』

QuincyJones_SmackwaterJack.jpg ジャズ、クロスオーヴァー、ディスコと、アメリカの商業的な黒人音楽なら何でもござれなクインシー・ジョーンズが1971年に発表したアルバムです。レーベルはA&M…今ならクインシーとA&Mというキーワードで「大体こんな感じの音楽だろうな」と予想がつく程度にはレコード道に年季が入ってきた僕ですが(^^;)、このレコードを買った当時は、クインシーに対して「モダンジャズのビッグバンドアレンジャー」という知識しかなかったんです。だからギル・エヴァンスあたりの先鋭的なビッグバンド・ジャズをやっていると思い込んでました。でも中古盤で安く売っていたこのレコードを買って聴いてみると、思いっきりクロスオーヴァーだった(^^;)。予想とまったく違ったわけですが、でもそれがいい方に出たのでした(^^)。

 買う前に気づかない僕も僕なんですが、アルバムの中にマーヴィン・ゲイの「What's Goin' On」が収録されている時点で、クロスオーヴァーだと予想できた筈なんですよね。それにしても信じられないほどいい音がする録音!他にも、奇麗なブラス・アンサンブル、エレピやフルートやヴィブラフォンやハーモニカ(トゥーツ・シールマン!)の気持ちよさ…こういうものに浸っているうちに、すっかりクロスオーヴァーな洒落たサウンドの虜になりました。クロスオーヴァーは今でもにそこまで好物じゃないんですが、このアルバムは別。メッチャ好きです(^^)。

 もうひとつ嬉しい出来事が。昭和30~40年代生まれの方ならご存じ、ゴシップニュース番組「ウィークエンダー」のテーマとして有名な「テッテレッ、テレッテー」が入っていたのでした!あのテーマ、クインシーさんがアメリカのTV刑事ドラマ『鬼警部アイアンサイド』のテーマ曲として書いたものだったのです。あの音楽は番組用に作られたものだと思い込んでいたんですが、クインシーさんが書いた曲だったのかと知ってビックリ。それにしても、これもあまりの音の良さに完全に魅了されました。実は、「アイアンサイドのテーマ」は、このアルバム収録のものも神ですが、番組サントラは更にその上を行くカッコよさ。でも今となってはサントラ音源の方を手に入れるのは大変じゃないかと。

 何度聴いてもこのレコードは音が良くってビビります。さすがはレコーディング・エンジニアが見本にするCDだけの事はあるんだな、みたいな。クロスオーヴァーがそれほど好きでない僕ですら「ああ~これはいいなあ」と思ってしまう必殺の一枚、推薦です!


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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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