何十年かぶりにこのアルバムを聴いた感想は…やっぱり凄かった、これぞロックだ!ヴォーカリストのデイヴ・リー・ロスさんのアルバムにこんな事を云うのもなんですが、ヴォーカル以外がすごすぎで、大傑作に思えます(^^)。「Timido」とか「Arma De Caza Mayor」あたりの演奏が強烈。あのウニョウニョと喋っていたギターはスティーヴ・ヴァイ…そりゃすごいはずだよな。他のメンバーもの演奏もすごくて、ビリー・シーンのベースも、グレッグ・ビソネットのドラムも、思いっきり見せ場があります。
スペイン語版の『ソンリサ・サルバエ』を持っていながら、人に薦めるなら英語歌詞のLP『Eat ‘em and Smile』の方かな?たとえば、さっき演奏がすごいと言った曲「Timido」は、英語だと「Shy Boy」。本当は「Shy boy, shy boy」って歌う所を、スペイン語だと「ティ~ミド~ティ~ミド~」って歌うもんで、日本語の語幹としてはちょっと滑稽な感じがして笑っちゃうんです( ̄ii ̄)。やっぱりロックは英語の語感とマッチした音楽なんですね。 80年代って分かりやすいロックやポップスだらけだった記憶がありますが、これは分かりやすいとはとうてい言えないマニアックなアルバム。でも指先だけの音楽ではなく、ものすごくロックで良かったです!