FC2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

Response: Comment: 2  Trackback: 0  

EP『ジュディ・オング / 魅せられて』 作詞:阿木燿子/作曲:筒美京平

JudiOng_Miserarete.jpeg 僕が筒美京平さん作曲のレコードで最初に買ったのは、多分これです。1979年発表、ジュディ・オングの『魅せられて』!この曲のどこがいいのか、僕はいまだにうまく説明できないんですが、子供のころは間違いなく好きでした。白い服を着て腕の下にヒラヒラがついて…歌ではなくああいう衣装が目にとまって気になっていたのかも。そういえばプレスリーも好きだしなあ(^^;)。

 音楽はキャッチーに作られたいかにも昭和歌謡ですが、少しだけエキゾチック。異国情緒を出す昭和歌謡ってそれなりにあって、同時代だと久保田早紀の『異邦人』とか、もうちょっと古いと『カスバの女』、逆に新しいと中森明菜さんの『サンド・ベージュ』『ミ・アモーレ』、筒美京平さんの作品だと「飛んでイスタンブール」なんて曲もありました。
 こういう曲って、その地域の旋法やリズムや楽器を使う事で異国感を出したりするんですよね。『魅せられて』の場合、間奏でツィター属の楽器が演奏されていました。働き始めた頃にこの曲をあらためて耳にした時に、「ジュディ・オングさんが台湾出身だからヤンチンを入れて台湾色を少し出したんだな」と思ったんです。でもこの曲のサブタイトルは「エーゲ海のテーマ」。もしかしたらヤンチンではなく、ツィンバロムなどの西洋系のダルシマーかも知れない…いや、きっと両方とも狙ったんだな(^^)。
 そして、詞がアダルトです。僕は小学生の時にこの歌をよく歌っていましたが、実はかなりエロい詞なんですよね。「好きな男の腕の中でも違う男の夢を見る」「昨夜の余韻が」ですから(^^;)。ちなみに、作詞は阿木燿子さんです。

JudiOng.jpg 『魅せられて』の個人的な思い出。ふたつあります。ひとつ目の思い出は、ステレオセットを家族で買ったこと。子供のころ、僕はなかなかボロい家に住んでいました。当時はみんなそうだったので、ボロい借家とは言っても一軒家に住めているだけ裕福だったのかも。子供部屋なんてもちろんなくて、家族で川の字になって寝ている状態でした。それが小学校に入るころになって、前よりは少しだけましな家に住める事になったんです。やっぱり借家でしたけどね(^^;)。その時、兄がここぞとばかりに「ステレオセットが欲しい」と親にねだったんです。決して裕福ではなかった親はここで一計を案じ、「みんなでお金を出し合って買うならいいぞ」となりました。もしかすると、「何でもねだるんじゃなくて、欲しければ自分も身銭を切る」という事や、家族の連帯を子供に教育したかったのかも知れません。そして、少し大きな兄は1万円、姉は3000円、まだ小さかった僕は500円(お年玉の残り全額!)を払い、ステレオセットが家に来ることになったのです。これは本当に良い思い出で、僕にとっての家族はその頃の年齢だった家族の事なんです。。
 で、我が家に初めて来たステレオの最初期に買ったドーナツ盤が『魅せられて』でした。ステレオセットが来る前の、スピーカー付きの小さなレコードプレイヤーでレコードを聴いていた頃は、ウルトラセブンや侍ジャイアンツの主題歌を聴いてました。でも、なんだか高級そうなステレオで特撮ヒーローやアニソンを聴いてはいけない気がして、子供なりに大人っぽいものを選んだんでしょう。今にして思えば「男に抱かれながら他の男の事を考えている」な~んて詞のレコードを買う小学低学年の少年を、レコード屋のおじさんはどう思っていたんだろうか(^^;)。

 ふたつ目の思い出は、サビの歌詞。70~80年代の昭和歌謡の中で、サビ部分が英語の曲がいくつかありました。ゴダイゴ『銀河鉄道999』の「The Garaxy Express 999 will take you on a journey, a never ending journey」とかね。『魅せられて』のサビも英語で、「Wind is blowing from the Aegean」。これは子供には歌えなかった。。何言っているのかすら分かりませんでしたが、この曲が好きだった僕は聞こえるがままに発音して歌っていたんです。そのデタラメ英語を聞いて親も兄も大笑い。あまりに笑ってくれるものだから嬉しくて、しょっちゅう歌っては家族を笑わせていました。新幹線で歌った時は、ほかの乗客の方も笑って、声をかけてくれたこともあったなあ。そうそう、僕はこの歌でエーゲ海の場所を覚えました。ついでに、エーゲ海の事を「Aegean Sea」という事も覚え、中学生の時に発売された矢沢永吉のアルバムに「エイシャン・シー」という曲が入っていた時はちょっと感動した(^^)。

 というわけで、僕がアニメやテレビ主題歌以外の音楽を自分から聴くようになった最初期の音楽が、筒美京平さんが書いた歌謡曲でした。子供のころからあまりに何回も聴きすぎて、今となってはいい曲かどうかも判断がつかなくなってしまいましたが、善悪を超越した思い出の曲です。


スポンサーサイト



10 2020 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
これまでの訪問者数
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS