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心に残った音楽♪

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Category: アート・本・映画 etc. > 本(文芸・科学・哲学)   Tags: ---

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書籍『ウィリアム・ブレイクの芸術』 アンソニー・ブラント著、岡崎康一訳

WilliamBrake no Geijyutu 以前に映画「レッド・ドラゴン」の感想を書いた事がありましたが、あの絵を描いたのがイギリスの詩人/画家/銅版画家のウィリアム・ブレイクです。ブレイクはエキセントリックとも取れそうな絵をかく人で、宗教的な内容の絵が多いです。

 ブレイクの絵画って、「レッド・ドラゴン」に限らず、ニュートンの絵にしても、ダンテの神曲の挿絵にしても、すごく意味ありげ。この本は、筆者なりにその意味ありげな絵の解題をしているのですが、「なるほど」と思わされるものがあって、ブレイクの絵の意味を考える大きなヒントになりました。ただしその解題はなかなか高度で、宗教とか哲学とか象徴という説明をされると眉唾に感じてしまう人には、この解題は辛いかも。でも宗教とか神秘とかいう所に変な嫌悪感を持たずに読めば、本当に素晴らしいと思います。

WillamBlake_Newton.jpg で、その解題の核心部分をまとめておくと…この本では、ブレイクの絵画の背景にあるものを「聖なるもの」とし、その説明に結構なページを費やしてました。ここはちょっと僕では説明しきれないんですが、絵画と照らし合わせてみながらだと分かりやすかったです。簡単にいうと、一撃ですべてを伝えてしまうもの、みたいな。何言っているか分からないかも知れませんが、ヴィジョンの体験ってそういうものらしいじゃないですか。この世界の事も、自分の事も、命についても、一瞬ですべてわかってしまうような体験、みたいな。で、ブレイクの絵を見て「ああ、これだ…」みたいな体験があるという事もあれば、その体験自体を表現したものもある、みたいな。レッド・ドラゴンでいえば、覚醒する瞬間の筋骨隆々とした半神半獣のドラゴンを見て、たとえば生命にまつわる聖なるものをすべて理解できてしまったような体験をする…やっぱり僕では上手く説明できなかった(^^;)。。まあでも、素晴らしい絵画や音楽の背景にあるものって、常に同じだよな、芸術ってこうありたいよな…と思わされました。

実際の図版も60点を超えていて、ちょっとしたブレイクの画集としても楽しめます…残念ながらモノクロですが(^^;)。ブレイクの絵画に関する本は何冊か読みましたが、これは分かりやすい上に的を射ていると思えた素晴らしい本でした。ブレイクの絵に魅せられた事のある方は、ぜひ一読を!


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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