仮面ライダーのレビューもいよいよ最終回!終盤は3部作とか4部作とか、回を跨いだ大作が多いです。見所は、ショッカー滅亡篇、にせライダー篇、そして最終回前後編です(^^)。
■第78話:恐怖ウニドグマ+ゆうれい怪人
■第79話:地獄大使!!恐怖の正体?
■第80話:ゲルショッカー出現!仮面ライダー最後の日!!
■第81話:仮面ライダーは二度死ぬ!! ショッカーが滅び、新たな悪の組織ゲルショッカーが登場する4部作です。東映制作の特撮ヒーローは、物語がマンネリに陥ると数話続きの話を挟んでドラマを動かしに行くときがあります。キカイダーのハカイダー回、V3のライダーマン回、そして仮面ライダーは、まずはこの敵組織の交代劇がそれです。ちなみに仮面ライダーはこの後にもう一山あります。
強力な新組織の描写が良かったです。ショッカーの戦闘員が無残にも新組織に蹂躙され、仮面ライダーですら敵怪人どころか戦闘員と互角の勝負。これはやばいんじゃないの…というわけで、旧一号ライダーぶりに、ようやくドラマに緊張感が戻ってきました(^^)。
■第92話:兇悪!にせ仮面ライダー
■第93話:8人の仮面ライダー
■第94話:ゲルショッカー首領の正体!! 人気の高いショッカーライダー篇です。100話近くある仮面ライダーもこのあたりから最終回に向かって話が展開。2人の仮面ライダー、アンチショッカー同盟、何体もの怪人、6人のにせ仮面ライダー、この4つ巴。
この回の私的
いちばんの見所は、飛んでいるヘリコプターにぶら下がるスタント!子供のころは、こういうのに熱狂して危険な仮面ライダーごっこに夢中になったんですよね。ベランダの手すりに自分でぶら下がったりしてね(^^)。
話ですが、仮面ライダーとイナズマンの終盤は似ています。どちらも社会を変革しようとするアングラ組織が出てくるんです。これって、70年代安保闘争のセクトですよね、ぜったい。こうした組織に好意的な描写だったりするので、もしかすると、安保闘争に参加して大企業就職への道が絶たれた大学生たちが、脚本家になったり、映像業界に流れたりしたのかも。
■第97話:本郷猛変身不可能!!
■第98話:ゲルショッカー全滅!!首領の最後!! いよいよ仮面ライダーも最終回。
この回の見所もスタントで、ロープウェイの天井に乗って移動。これがけっこうな高さで、下は湖!うおーこええ、キ〇タマがひゅんひゅんするぜ。子供のころ、こういうのに燃えたなあ。
ドラマは、最終回にしてはあっさりしていたんですが、2段階で変化するショッカー首領のデザインがなかなか不気味で、子供のころはこれに「おお!」と盛り上がってました。ただ、ショッカーは滅んだものの、首領がどういう存在だったのかよく分からず残念。まあ、最終回といったって間髪いれずに次回作の仮面ライダーV3が始まったわけですし、ドラマをここで完全に終わらせる気はなかったんでしょう。
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実は僕、昭和の仮面ライダーシリーズは、最初の仮面ライダーからシリーズ第5作のストロンガーまで一話も見逃すことなく観ています。それぐらい好きだったわけですが、その上で言うと…「何度観ても感想はいつも同じ、昭和仮面ライダーを見るなら最初の仮面ライダーの1~7話だけでいい」ということです(^^)。それで足りない時はショッカーライダー篇とラスト2話、それでも足りない時はスタントが秀逸な回だけ見る、ぐらいの感じで充分じゃないかと。
最初の7話は人生で何度見直したか分かりませんが、何度観てもいいです。特にバイクでの階段登りは、観るだけで幼少時に覚えたワクワクがフラッシュバックしてきます。仮面ライダーは幼少時の大きな思い出のひとつで、見ていると親や兄弟、そして子供のころに一緒に遊んだ友達の顔まで合わせて思い出す、タイムカプセルのような番組です。たぶん、面白くて見ているんじゃなくて、懐かしくて見るんでしょうね。実際に、昭和40年代の風景が記録されているわけですし。
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