いちばん目立ったのはフィドルの演奏でした。この地方のフィドルはハーダンガー・フィドル(現地ではハルディングスフィーレ。その他、他の呼び方もあるみたいなんで、次回のCDの感想文も参考にしてね^^)というものだそうで、アルバムのジャケットに写ってる楽器がそれ。共鳴弦もついてるそうです。16世紀にはすでにあった楽器だそうです。いちばんポピュラーなチューニングはADAE(共鳴弦はDEF#A) だそうですが、これって日本の琵琶もこんな感じじゃなかったでしたっけ?なるほど弦楽器って初期のものになればなるほど基調を大事にする音楽を反映したような構造をしてるんですね。基本的に独奏なんですが、ダブルストップが大前提みたいで、素朴てスッキリしてるのに、実はものすごいテクニックを要するんじゃないかという気がします。 そして、このCDに入ってる3曲目「Rotnheimsknut」4曲目「Gangar Etter Myllarguten」22曲目「ミラールグルッテンの結婚行進曲」は、グリーグが「スロッテル」作品72で取りあげた曲だそうです。なるほど~!