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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》全曲 ムーティ指揮、ミラノスカラ座管弦楽団・合唱団』

Puccini_ManonRescoe_Muti_MilanoScala.jpg おお、拍手から始まった!ライブ盤とは思ってなかったもんでびっくりしました(^^;)。ヴェルディと並ぶイタリアのオペラ作曲家の代表格プッチーニの出世作、マノン・レスコーです。この作品を現代に翻案した「情婦マノン」という映画を観た事ありまして、マノンというのは性悪で男を狂わせる代名詞みたいな女性かと思ってました。ところが、このオペラだとちょっと違っていてビックリ。

 騎士デ・グリューは、修道院に入る直前の美女マノンにひと目ぼれします。でも金持ちジェロンテもマノンを狙ってます。修道院に行ってはいけないとデ・グリューは口説き、ふたりはパリに駆け落ち。ボロ家で愛を交わしますが、ふたりはすぐに引き離され、マノンはジェロンテの愛人になってセレブな生活。今度はデ・グリューがマノンを取り返しに来て、またしても二人は駆け落ち。金持ちジェロンテがそれを見逃すはずもなく、警察に訴えてマノンは捕まり、植民地アメリカに島流し。デ・グリューは何とか島流しの船に乗り込み、ふたりはアメリカで脱走。しかし荒野でマノンは力尽きて息絶えます。

 やはりヴェリズモ、またしても死が結末(・_・、)。でも、それ以上に心を動かされる結末なんてないのかも知れません。この作品が大ヒットしてプッチーニは一躍有名になり、以降はルイージ・イッリカ&ジュゼッペ・ジャコーザ脚本、プッチーニ音楽という三者タッグで「トスカ」「蝶々夫人」とヒット作を連発、今も上演され続ける傑作オペラを立て続けに残しました。ちなみに「マノン」の原作は、アベ・プレヴォーという人が18世紀に書いた『ある貴族の回想録』という小説の中に含まれる古いもので、当時のベストセラーだったそうです。

 スコアは、まだ劇伴という感じが強くて、ストーリーに付随してムードだけ作っているだけのところが多く、そんなに面白く感じませんでした。チャイコフスキーのバレエ音楽にも同じことが言えますが、舞台音楽って、最初の頃は作曲家が台本や演技を音で演出する事に気を遣い過ぎて、音楽そのものが弱かったりするんですよね。でも舞台音楽って、作曲家がある程度図々しく自己主張するようになってからの方が面白いです。
 演奏と録音は…このCD、合唱がピッチもタイミングもけっこう怪しい(^^;)。オケも曲も録音もいい感じですが、オペラみたいに大がかりなもののすべてをパーフェクトに持ってくのって、天下のミラノ・スカラ座と言えども容易じゃないんでしょうね。それにしても、心を動かされた悲劇でした。なるほど名作と言われるだけのものはあるかも。そうそう、この作品はDVDにもなっているので、そちらを買う方が賢明かと。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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