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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Hans Koller, Wolfgang Dauner, Adelhard Roidinger, Zbigniew Seifert, Janusz Stefanski ‎/ Kunstkopfindianer』

HansKoller_WolfgangDauner_Kunstkopfindianer.jpg これもドイツのジャズ・サックス奏者ハンス・コラーが参加したレコードで、コラーのほかだと、ピアノをはじめとした鍵盤楽器で参加しているヴォルフガング・ダウナーは超有名。1974年録音ですが、この74年という所が思いっきり重要な意味を持っていました。それにしても、ミュージシャンの名前もアルバムタイトルも発音できない。。

 うおお、冒頭のピアノソロにフランジャーがかかってる!オケが始まったらベースはアンプリファイドされてるし、ハンス・コラーのサックスのフレージングがまるでエルトン・ディーンみたいだぞ。今度はいきなりカッコいいトゥッティが決まった…完全にジャズ・ロック、まるでソフトマシーンのサードみたいでした。

 誰がリーダーというわけでなく、完全にバンドで一体の音楽でしたが、あえてハンス・コラーに注目すると、65年の時点ではアーリータイムのジャズを少し独特にしたような音楽をやっていた人がこういう音楽をやるとは驚きでした。結局、スコアにもアドリブにも強く、作曲に弱いプレイヤーになると、ジャズからポピュラーにかけての音楽でさえあれば何でも出来ちゃうんでしょうね。でも何でも出来ちゃうというのが両刃の剣になっちゃうこともある、みたいな。

 エレクトリック・マイルス以降に生まれた音楽で、ソフト・マシーン系ジャズ・ロックの良作と思いました。メチャクチャうまし、熱いし、言うことなし…のはずなんですが、これだけいい音楽なのにもうひとつのめり込めなかったのは、2番煎じな感じがしちゃうのかも。シンセの使い方に少しだけジャーマン・ロックの匂いを感じましたが、ほぼイギリス系のジャズロックそのもので、むっちゃくちゃうまいし熱いけど物まねっぽい、みたいな。そうそう、このアルバム、僕はLPで買ったんですが(むっちゃ高かった!)、ジャケットがすこぶるカッコいいです。特に裏ジャケ。LPならジャケ買いありじゃないかと(^^)。


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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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