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書籍『決定版ブルーノート・ブック 史上最強のジャズ・レーベルのすべて』

KetteibanBluNote Book こちらはジャズ雑誌「ジャズ批評」の編集部がまとめたブルーノート本です。最初に簡単にブルーノートの歴史をまとめ、次にSP時代、10インチLP時代、12インチLP時代、新生ブルーノート時代と、時代を区切って全レコードのレビューが載っていました。こういう事を出来るのは音楽誌編集部ならではですね、個人ではとてもできない芸当です(^^)。

 この本で良かったのは、ブルーノートのカタログの全体像が分かった事でした。僕はブルーノートのレコードはモダンジャズ以降の12インチLP時代しか聴いてこなかったもので、SP盤時代にこんなにたくさんのクラシック・ジャズのレコードを出していたとは知りませんでした。しかも、アルフレッド・ライオンは元々モダンジャズじゃなくてディキシーランド・ジャズが好きだったなんて。

 で、この本で得られた僕にとっての有益な情報は以下でした。特に「○○番シリーズ」というのにどういうものがあるのか、知りたかったんです(^^)。

・SP盤時代は、200枚弱のレコードを出している。どれもクラシック・ジャズ。

・10インチLP時代は7000シリーズ(主にディキシーランド・ジャズ)と5000シリーズ(スイング、中間派、終盤にはマイルスやクリフォードやバド・パウエルなどのモダンジャズ)があった

・12インチLP時代は、モダンジャズの1500シリーズ(98枚、欠番ひとつ、未発表ひとつ)と4000シリーズがモダン・ジャズのシリーズ。ほかに、クラシック・ジャズの1200シリーズ、ヴォーカルものの9000シリーズ(2枚のみ)。


・アルフレッド・ライオンは1966年にリバティ(のちにキャピトル/EMIに吸収)にレーベルを売却した。のち1年間はヘッドを務めたが引退。以降、ライオンと共同でブルーノートを運営してきたフランシス・ウルフは71年に死去。以降もレーベルは続くが、以降のブルーノートは別物という感じ。

 本の大半がブルーノートの全CDのレビューなので、読んでいるだけでも面白かったです。とくに、ギル・メレみたいに、あまり売れなかったし名前も知らなかったけど、実はモダン・ジャズの中では相当にすごい事をやっていそうなミュージシャンやアルバムを見つけると、メモっちゃったりして。こうやってまた散在させられるという(^^;)。


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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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