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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Caravan / If I Could Do It All Over Again, I'd Do It All Over You』

Caravan_If I Could Do It All Over Again カンタベリー・ロックの代表バンドのひとつであるキャラヴァンのセカンド・アルバム、1970年発表です。ファーストアルバムの楽曲と演奏の完成度に感激した僕が、セカンドアルバムに飛びついたのは必然だったと言えましょう。そして微妙に外したところも実に自然な流れでした(^^;)。

 アルバム序盤はやけに牧歌的で退屈なポップスで、「これは外したか」と思ってしまいました。しかし、しかしですよ、途中からブライアン・オーガーみたいなカッコいい英ジャズロックが出てきたり(「As I Feel I Die」」、独特な曲想の民謡みたいな曲が出てきたり(「Hello Hello」)して、徐々に「お、これは」と感じるようになり、繰り返し聞いていると「知的でよく出来たアルバムだなあ」と、いつの間にやら虜になっていました(^^)。
 B面のメドレー曲を聴いて思ったのは、「あ、ガンダムでセイラが自分の素性を告白するシーンで流れていた曲の元ネタはこれか」と思った…だけじゃなくて、ジャズロックな演奏もなかなかでした。というわけで、ブリティッシュ・トラッドとジャズとカンタベリーロック的なクリエイティブな楽曲のバランスが素晴らしかったです。60年代中盤から70年代初頭あたりのロックって、創造性や知性を感じるんですよね。演奏や作曲の技術は後年の方が高かったりもするけど、創造力が段違い、みたいな。

 未来の自分には「3曲目から聴け!」と言い残しておきたいです(^^)。初期ソフトマシーンとジャズ期ソフトマシーンの中間ぐらいの音楽、そういえばマクドナルド&ジャイルズもこういうイギリスのトラッドとジャズが混じったような音楽を作り出してたので、イギリスのネイティブな大衆音楽のモダン化って、意外と演奏技術のあるこのへんのプログレバンドが果たしていたのかも。詩情あふれる曲を作っていたキャラバンを聴けるのはここまで、以降はうまいけど産業音楽なポップロックへと変貌してしまったのでした(^^;)。。というわけで、僕にとってのキャラバンは最初の2枚が抜群に好き…ソフト・マシーンと真逆ですね(^^;)>。


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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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