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心に残った音楽♪

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『The Rolling Stones / Get Yer Ya-Ya's Out!』

Rolling Stones Get Yer Ya-Yas Out 『Beggars Banquet』『Let It Bleed』と、立て続けに好評価を受けたアルバムを発表したローリング・ストーンズが1970年に発表したライブアルバムです。ジャケットがとんでもなくカッコ悪く感じたもんで自分では買わなかったんですが、ストーンズ好きの友人が貸してくれたので聴くことが出来ました(^^)。貧乏だった若い頃は、友達とレコードを貸し借りして大量に音楽を聴いてたなあ。レンタルCDなんて、5人ぐらいで回してたから、ひとり60円ぐらい、カ〇ットにダビ〇グしたとしても160円ぐらいでアルバム聴いてましたからね(^^;)。。

 若い頃に聞いた時には、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「悪魔を憐れむ歌」「ストリート・ファイティング・マン」といったロック・ナンバーが印象に残っていて、ブルース系の曲は嫌いでした。でも、いま聴くとブルース曲でのギターがいい!このアルバムの頃はブライアン・ジョーンズは既に他界、評判の高いミック・テイラーが参加していますが、このブルースギターをテイラーが弾いてるのかキース・リチャーズが弾いてるのか、ストーンズに詳しくない僕には聴き分けられませんでした(^^;)。でも、いい。

 ただ、ロバート・ジョンソンの曲なんかもやってるんですが、ああいうテクニックも売りのひとつになっている演奏となると、やっぱりどこかでオリジナルと比べちゃう自分がいます。そして、やっぱりオリジナルの戦前ブルースの表現力や馬鹿テクなアコギと比べると…って、やさぐれた戦前ブルースが素晴らしすぎるんでしょうね。奴隷状態から抜けきれない人が日銭稼ぎのために死に物狂いでやっている音楽とは背負っているものが違い過ぎるんだな(^^;)。。

 イギリスの労働者階級の不良息子たちが黒人音楽にあこがれて、ギターをかき鳴らして叫んで、そしてサクセスして大物の風格が出てきたころのやんちゃな音楽、みたいなアングルから聴くと、相当に楽しめるアルバムでした。若い頃はこうは感じないで、「ハードロックやプログレの方がいいな」と思ったんですよね。価値観が狭いというか、モノを楽しむコツがまだまだ分かっていなかった若い頃の自分を残念に思ってしまう…。
 僕が若い頃はLP1枚物の10曲入りでしたが、いまだとCDとDVDがついたデラックス・エディションみたいなボックスが出てるみたいです。聴いてみたいけど、死ぬまでに聴き直している時間はないかも。人生って短いなあ…。


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『The Rolling Stones / Let It Bleed』

Rolling Stones Let It Bleed 『Beggars Banquet』の翌1969年に発表された、ローリング・ストーンズのアルバムです。その間に大名曲「Jumpin' Jack Flash」の入った『Big Hit vol.2』が挟まってるのかな?なんだかんだ言いつつ、ビートルズとストーンズのアルバム、けっこう持ってるんですよね…。好きとか嫌いじゃなく、知らないから、わけも分からず名盤と言われるものはなんでも聴いてたんです。あの頃の音楽体験がいちばん楽しかったなあ、メシを抜いてレコード代に充てるほどに夢中でした(^^)。

 このアルバムも『Beggars Banquet』と並んで、ストーンズの名盤として知られている1枚です。このアルバム制作中にブライアン・ウイルソンがとうとう脱退。かわりにミック・テイラーが入ってきます。このアルバムも若いときは良さが分からなかったんですが、いま聴くといいと思うものがけっこう入ってました。
 1番良かったのは「Midnight Rambler」。ブルースハープとか、途中で入ってくるスライド・ギターとか、メッチャかっこいいです。そうそう、ハープといえば、1曲目の「Gimme Shelter」も素晴らしい!ただ、「Gimme Shelter」は、グランド・ファンクの強烈な演奏を先に聴いてたもんだから、オリジナルであるストーンズのこの演奏をはじめて聴いた時は、ちょっとショボく感じてしまいました。ずっとユニゾンで歌ってる女性ヴォーカルが、メインヴォーカルよりうまいけどいいのか、とかね(^^;)。でもいま聴くと、ブルースハープの音がカッコよくて、ジェームズ・コットン張りのサウンドがたまらなかったです。あと、けっこうアメリカの南部音楽の匂いを感じたんですが、レオン・ラッセルやライ・クーダーも参加してるんですね。なるほど、納得がいきました。

 若いときの僕がストーンズを苦手だった理由は、たぶんふたつ。ひとつは、下手な事。でもこれはストーンズのカッコ良さと紙一重で、たとえばヴォーカルのミック・ジャガーはルーズさや歌の表現がすっごくかっこいいと思う時があるんですが、あまりにピッチが甘すぎて下手にしか聴こえない時もあったりで、打率2割1分だけどホームラン30本ぐらい打つバッターみたい。2曲目のロバート・ジョンソンの曲とか、ピッチさえ良ければ独特の歌心があってメッチャメチャいいと思うんだけど、ピッチがあまりにロック。でも今の僕は、良い所だけ選んで聴くことが出来る特殊な能力を身につけたのでもう大丈夫(*^ー゜)v。もうひとつは、カントリーブルースとか、シカゴのバンドブルースあたりの音楽の良さが、まだ分かってない頃だったんでしょうね。このへんお音楽の良さが分かってないと、根本的なところでキツイかも。でも、シカゴブルースも普通に楽しむようになった今では、意外とすんなり楽しめたアルバムでした。


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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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