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心に残った音楽♪

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『Pee Wee Crayton / Collection 1947-62』

Pee Wee Crayton Collection 1947-62 見事なギターの腕前に魅せられて、「ピーウィー・クレイトンって、もしかしたらソロデビュー前のセッション・ギタリスト時代の方がうまかったクチなんじゃないか」と思ったりして。ジミヘンとかがこのパターンですが、このCDのジャケットを見せそれを確信して買ったのがこの発掘録音です。だってこのギター、ぜったいにブルース小屋じゃなくてステージの上でジャズやダンス・ミュージックというエンターテイメント音楽をやってたように思っちゃうじゃないですか。

 おお~予想は大当たり、これは良い!というか、これはブルースというより、古いラグタイムとかジャズという音楽に近く感じました。もちろん典型的なブルース曲をやればまごうことなきブルースなんですが、ちょっとアップテンポな曲とか、サックスの入る曲とかになると古いジャズっぽくきこえました。まあ、20世紀初頭のそのへんの音楽は未分化のところもあるみたいですし、区分けする事にはあまり意味はないかも。ましてウエストコーストとなると、黒人音楽も白人音楽の影響をより強く受けたんでしょうし。

 このレイドバック感がたまらないっす、アメリカ音楽はアーリータイムがいちばんいいなあ。Tボーン・ウォーカーがあまりに偉大なもんで見過ごされがちな人ですが、ピーウィー・クレイトンもテキサス~ウエストコーストのラインのブルースに偉大な足跡を残した人だと思います。あ~レトロで良い音楽でした。


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『Pee Wee Crayton / Things I Used To Do』

Pee Wee Crayton Things I Used To Do 1971年発表、ヴァンガード盤のピーウィー・クレイトンのアルバムです。ブルース以外の曲想も演奏するショーバンドっぽいスタイルだった60年発表『Pee Wee Crayton』に比べると、こっちの方がストレートなバンド・ブルースでした。ただ、ピアノじゃなくってエレピを使ってるところが70年代だな、みたいな。

 あいかわらずギターはモダンスタイルで、単旋律ソロもコードソロも小粋。やっぱり♭13thも9th使いこなす和声面でのギター・アプローチがモダンと感じる一番の理由じゃないかと。そのくせして歌が暑苦しいので決してクールでも洗練されても感じないんですけどね(^^;)。
 ウエストコースト調のブルース以外にも、R&RやR&Bと呼びたくなるアップテンポの曲も演奏していて、これはアメリカ黒人音楽のエレキ・ギターの達人といった感じでした。

 ギターがこれだけモダンに弾けていながらバタ臭く感じるのはなんでなんだろうかと考えてみたんですが、もしかしたら理由は意外と単純で、録音を含めた音が良くないというだけかも。いかにもエレキギターをアンプに直結しただけの音で、アタックが強くて、ジャリジャリした低音のない音なんですよね。もしこのプレイを、Tボーン・ウォーカーエリック・クラプトンみたいな歪みがなくてふくよかな音で鳴らしていたら…頭の中でそうやって置き換えてみたら、なんだか素晴らしいブルース・ギタリストに聴こえてきました(^^)。でもピーウィー・クレイトンって、80年代や90年代にも録音を残してたし、もしかしたら音のいい録音もあるのかも。もしそういう録音があるならぜひ聴いてみたいギタープレイでした。


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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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