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Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

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『早川義夫 / かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』

HayakawaYosio_Kakkoiikotoha.jpg ジャックス解散と同じ1969年に、リーダーの早川義夫さんが発表した初ソロ・アルバムです。これが素晴らしい出来栄えで、一般的にはジャックスを含めてこれを早川さんの最高傑作に推す人も多いんじゃないでしょうか。

 このアルバムとの出会いはジャックス絡みではなく、何かでふと耳にした「サルビアの花」。アップライトピアノみたいなゴツンとした音のするピアノの弾き語りで、あの有名な「いつもいつも思ってた、サルビアの花を」の一節が。魂を持っていかれるとはこのこと、朗読のようにとつとつと語られる詞に魅せられて聴き入ってしまいました。そして歌っている人は…うおお、ジャックスじゃねえか!というわけで、次の日から中古番屋で日本のロックのコーナーもチェックするようになったのは言うまでもありません。けっこうすぐゲットできたんですよね。ジャケットが不気味だからかな?

 素晴らしいのは「サルビアの花」だけじゃありませんでした。基本的にピアノかギターの弾き語りで(他の楽器が入るものもあるけど、せいぜいおかず程度)、それも無骨に最低限の音だけを弾くので本当に伴奏程度で、これが逆に詩に意識が集中する原因になった気がします。1曲目「わらべ唄」は青春に苦悩する男の数え歌、ラストナンバーは「埋葬」…これが中二病のかまってちゃんじゃなく、青年の自殺が流行して社会問題化した時代の、暗くまじめに考え抜いた文学青年の苦悩のように感じられるのは、実際にそういう人がつづった言葉だからなのではないかと。

 早川義夫さんはこのアルバムである程度注目を集めたと思うんですが、これを最後に音楽業界から消え、本屋さんになりました。のちに復帰するんですが、復帰後は芝居がかった大げさなパフォーマンスになってしまい、梅津さん擁するバックバンドもいたずらに演奏しまくるばかりでハートが全然なくってクソつまらなかったので、僕にとってあまりに素晴らしかったジャックス~早川義夫はここで終わり。以降はなかったことにしています。


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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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