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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『フォーレ:劇音楽《ペレアスとメリザンド》、組曲《ドリー》他 小澤征爾指揮、ボストン交響楽団』

Faure_Pereas et Melisande_Dolly_Ozawa_BostonSymphony 1986年録音、小澤征爾&ボストン響によるフォーレ管弦楽曲作品集です。僕が買ったのは、2018年に再発されたCD。「ペレアスとメリザンド」の組曲版を聴きたくて買ってしまいました。「ペレアス」はもちろん素晴らしかったんですが、「ドリー」の管弦楽アレンジにも感動させられてしまいました。これはすばらしい、胸がキュッとしました…。収録曲は以下の通りでした。

・ペレアスとメリザンド(組曲版)
・夢のあとに op.7-1
・パヴァーヌ op.50
・エレジー op.24
・組曲「ドリー」 op.56

 「ペレアスとメリザンド」。もともとの戯曲は、フォーレが忙しすぎてピアノ・スコアまでしか完成できず、オーケストレーションは教え子のシャルル・ケックランに任せたそうです。で、17曲あった曲から3曲を選んで組曲化したものが最初のメリザンド組曲で、のちに「シシリエンヌ」と「メリザンドの歌」を加えた5曲版がこのCDに入ってる版でした。ところで、僕はフォーレが音楽をつけたペレアスとメリザンドの舞台を見ていないので分からないんですが、「シシリエンヌ」って、たぶん「ペレアスとメリザンド」とは関係ない曲じゃないのかな…。
 前奏曲が美しすぎ、ヤバいですこれは…。「ペレアスとメリザンド」は、ドビュッシーもシェーンベルクもシベリウスも作曲していますが、もしかすると最初に書かれたフォーレのこの前奏曲が、以降のすべての音楽家の前提になったんじゃないでしょうか。それぐらい素晴らしく感じました。
 あとから組曲に追加された「メリザンドの歌」も、追加しただけあってやっぱり素晴らしかったです。また、ロレイン・ハントさんのソプラノが素晴らしかった、これは背筋がゾクゾク来てヤバいです…。この曲を入れずに4曲編成にした方がバランスはいいのかも知れませんが、フォーレの「ペレアスとメリザンド」から、この曲を外したくなかったのかも。

 「夢のあとに」。これは歌曲と思ってたんですが、こんなに美しいチェロ&管弦のアレンジものがあったのか!編曲はアルカディー・デュペンスキーという人の手によるものでした。

 「ドリー」組曲版、これが素晴らしかった!もともとはドリーという女の子のために書いた4手ピアノの曲集ですが、このCDに入っていたのは管弦編曲版で、アレンジはアンリ・ラボーさん。当時はフランスで有名な作曲家&指揮者だったそうです。
 子どものために書いたというだけあって、楽しげでメルヘンチックな曲が揃ってました。若い頃はこういう曲って苦手でしたが、40代も後半になってこういう曲を聴くと、虫や雲を見て驚いたり感動したりしていた自分の幼少時を思い出して、懐かしく、そして感激してしまいました。幼少時って、自分が死ぬとかそういう事よりも、生きているこの世界への好奇心が圧倒的だったりするじゃないですか。そういう世界を見て素直に感激している様がありありと音にあらわれてる感じがしまいsた。こういうのを音で表現できてしまうって、本当に凄いと思います。特に好きな曲は「子守歌」、「ミャウー」(たぶん猫の描写なんでしょうね)、「愛撫」ですが、6曲全部素晴らしい!!

 小澤さんはボストン響の常任指揮者だった時代があって、僕はこの組み合わせのCDをいくつか持ってるんですが、いいものが多いのです。アイヴズなんて、どの指揮者&オケのものよりも感動しましたし。この演奏も実に素晴らしくて、「エレジー」のチェロ演奏以外は僕的にはパーフェクト、素晴らしかったです!
 音ですが、このCD、音がものすごく今っぽくて、中低域がすっきり、楽器のエッジも立っていてオケが近く聴こえます。これがすごくいい音に聴こえる半面、オケらしい豊かさが失われたようにも聴こえました。僕は2018年のリマスター盤を持ってるんですが、これってリマスターでこうしたのかな?元がどうだったのか聴いてみたい…これも死ぬまでに絶対かなわない願望ですね。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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