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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Pharoah Sanders / Karma』

Pharoah Sanders_Karma 1969年リリース、僕が若い頃に見た音楽雑誌では、これをファラオ・サンダース最高傑作に挙げる評論家さんも多かったアルバムです。僕はLPを持ってるんですが、LPで見るとジャケットがカッコイイんですよ!!

 このアルバム、セプテット(かな?)というなかなか大きめの編成による2曲入り。うち「The Creator Has A Master Plan」は30分を超える大曲で、アルバムの大半を占めていました。これがアフリカの草原でも思わせるような平和な雰囲気の音楽で、間にフリーになるシーンがあったり、イントロがつけられたりはしてるんですが、基本は30分を通して「シ♭~ファド~ファ、ラ♭~ミ♭シ♭~」のループ。誤解を承知で極論すれば、レア・グルーヴなんです。

 こういう曲想に加え、タイトルが「創造主はマスター・プランをお持ちだ」となっているもんで、なにか宗教めいた思想(悪い意味じゃないです)が背景にあるようにも感じられました。この頃って、ボクサーのモハメド・アリなんかの発言にもあったように、合衆国内で差別を受けたアフリカン・アメリカンの間で「バック・トゥ・アフリカ」みたいな思想があったじゃないですか。ああいう思想潮流のひとつなのかも知れない、な~んて思ったり。
 そうした雰囲気は、アルバム最後に入っている5分半ほどの曲「Colors」も同じ。部分的にフリーキーにブローする演奏はするのですが、それは客寄せみたいなもので、メインとなっているのはこうした「雄大で平和を希求する」みたいな音楽性にあると感じました。

 66年『ターウィッド』と69年の本作との間で、フリージャズ界にどういう違いが生まれていたかというと、ジョン・コルトレーンが生きていたかどうか。そこに合衆国内でのベトナム戦争や人権運動も重なったわけで、これらがフリー・ジャズ界にも影響を与えていたのかも知れません。フリージャズも変わり始めていて、その背景にあったのはアフリカン・アメリカンの思想の変化だったのかも。フリー・ジャズとして聴いたら物足りないし、曲がクロスフェードを含めた切り貼りで構造化されているといったチープさもあるけど、平和を希求しているようなアフリカ色の強いループ・ミュージック系の音楽として、気持ちが良い音楽でした!


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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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