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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『The Monkees / The Birds, The Bees, and The Monkees』

Monkees The Birds The Bees and The Monkees ビートルズの大ヒットを参考にして、アメリカで作為的に作られたポップス・バンドがモンキーズです。これは1968年に発表した5枚目のアルバムで、邦題は『小鳥と蜂とモンキーズ』。モンキーズで一番有名な曲「デイドリーム・ビリーバー」は、このアルバムに入ってます

 ビートルズの二番煎じかと思いきや、演奏がうまい、アレンジなんて完全にプロの仕事でした!これは素晴らしい。それでいて、アカペラで30秒ほどで終わる曲が入っていたり、電子オルガンを使った即興セッションが入っていたりと、けっこうサイケ色も感じました。これってどういう事なんでしょう…プロダクション主導で製作が進んで、スタジオ側のクリエイターがやりたい放題やって作ったものの気がしました。クリエイターの好きにさせると、ニッチになったりまとまりに欠ける危険は出てきますが、クオリティは間違いなく上がるんですよね。ただ、いいと感じた曲が少なかったのが惜しかったです。演奏とアレンジとアルバムコンセプトは素晴らしかったんだけどなあ。
 そして、もうひとつ感じたのは、モンキーズではなく実際のクリエイターやプロダクションばかりに耳が行ってしまったもんで、感情移入できなかった事(^^;)。仮に下手でも、自分で作ったほうがいいですね。。

 68年というと、ビートルズで言えば『サージェント・ペパーズ』やホワイト・アルバムストーンズでいえば『サタニック・マジェスティーズ』や『Begger’s Banquet』あたりの時代です。なるほど英米の違いはあれど、若干サイケで、ビートバンドのポップスに管や弦をオーバーダビングして作るところは、ビートルズやストーンズと同じ時代の空気感。日本で言うと、70年安保間際の時代なので、グループサウンズ全盛期ぐらいでしょうか。そういう時代の匂いを感じられたところが、特によかったです!


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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Charles Lloyd / The Water Is Wide』

Charles Lloyd Water Is Wide 「Hyperion with Higgins」の1年前、2000年にチャールズ・ロイドさんが発表したアルバムです。メンバーは「Hyperion ~」とまったく同じ。ジャケットも白黒反転させただけなので、兄弟アルバムといったところでしょうか。音も音楽性もそっくりなので、恐らく同じセッションの分売なんでしょうね。

 「The Water Is Wide」に対し、こちらはミディアムからスローナンバーだけで固めています。1曲目が「Georgia」ですし、デューク・エリントンやビリー・ストレイホーンのナンバーなんかもやってるので、ジャズ名バラード集的。あんまり難しい事や新しい挑戦もしてないし、ロイドさんは「歌いまわしこそ音楽の表現というものだ!」と思っているのかも。でも、その歌い回しが深い所まで行くかというと、やっぱりブレーキがかかって、無難なところでまとめてる感じ。そこはもっとゆっくり…もっと挑戦的な音を…もっと泣きじゃくるように…と思う所で、ぜんぶその一歩手前でとめて、ほどほどにする感じ。深い所まで行くのを避けているという意味で、少しだけソウルフルなテイストがあるものの基本BGM志向のシャンパンジャズ…って感じでした。
 あと、若いころは演奏も作曲もジョン・コルトレーン完コピみたいな人でしたが、かつてほどでないにせよ、このアルバムでもそういう匂いは残っていました。M8なんて、コルトレーンってバラードでよくこういう借用和音使ってたよな、みたいな(^^)。

 90年代以降のジャズって、ポップス以上にBGMだな、と思うものが増えたように思うんですが、これも夜に大人が高いお酒でも飲みながら聴くBGMみたいに感じました。デートかなにかのBGMとしてムードだけを楽しむなら、スローな曲ばかりだし、いいCDだと思います…が、僕はあんまり心が動かなかった(^^;)。。


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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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