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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Eric Dolphy / Naima』

Eric Dolphy Naima 現状で発表されているエリック・ドルフィー最後の録音は、64年6月11日にフランスのラジオ放送用に吹き込まれたセッション。この録音は色々と名前を変えてリリースされてきましたが、恐らく最初にアルバムとして陽の目を見たのが、このアルバムです。
 このアルバム、5曲中4曲がラスト・レコーディングでのもので、いわばアルバム『ラスト・レコーディングス』の姉妹盤。実際のリリースはこちらのアルバムの方が早かったので(こちらが1987年、『ラスト・レコーディングス』が88年リリース)、こちらがお姉さんですね。64年セッションのメンバーは、アルバム『ラスト・レコーディングス』と同じで、ドルフィー (a.sax, bass clarinet)、ネイサン・デイヴィス (t.sax)、ドナルド・バード (tp)、以下ピアノとリズムセクションはフランス人ミュージシャンでした。

 僕はこの曲が大好きという事もあるんですが、まずは「Naima」が聴きごたえありました。ヘッド部分の3管アレンジ(和音にしてるだけですが、これが気持ちいい^^)、冒頭の無伴奏のドルフィーのバスクラのアドリブ、ソロ・オーダー1番手となるドナルド・バードのベットのアドリブ、そしてついに来たドルフィーのバスクラのアドリブなどが見事でした!
 ただ、どれだけフロントが熱い演奏をしようが、それに絡んでいけないリズムセクションの弱さが(^^;)。。せっかくドルフィーやドナルド・バードと絡める人生に二度とないチャンスかもしれないんだから、あとで怒られてもいいからガンガン絡めばいいのに、と思っちゃったりもしましたが、即席バンドでは致し方ないのかも知れません。ビビりも入るでしょうしね。

 この録音が行われたのは6月11日。ドルフィーがベルリンで倒れたのが6月29日なので、他界する18日前の録音という事になりますが、これだけ素晴らしい演奏をした18日後に人って亡くなっちゃうんですね。。クラシックやロックで、老齢になったプレーヤーの演奏を聴いて「もうやめておけばいいのに」と思う事がたまにありますが、コルトレーンにしてもブラウニーにしてもドルフィーにしても、50~60年代のジャズ・ミュージシャンって、これだけの演奏をしながら…というものが多すぎると感じます。64年の渡欧後のドルフィーのリーダー録音で僕が一番好きなのは、ミシャ・メンゲルベルクのトリオと演奏した『Last Date』が断トツですが、ことドルフィーのアドリブ演奏に関して言えば、コンディションが悪いと思うものなんてひとつもなかったです。また、63年以降に録音されたリーダー・アルバム『カンバセイションズ』、『アイアン・マン』、『アウト・トゥ・ランチ』などで、ようやく自分の音楽が持っている個性が作曲作品という形になり始めたとも思えたので、返す返すもヨーロッパでの客死を残念に思わずにはいられません。


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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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