『PRINCE / emancipation』

Prince_Emancipation.jpg なんでプリンスをそんな好きでもないという割に、アルバムを持っているかというと、ギターがメチャクチャうまいという事なので、ギター音楽好きとしてアルバムを買ってしまっていたからです。で、プリンスをそんなに好きでもないという癖に、他に大好きな人が多いというブラック系の音楽で、なんでプリンスを先にとりあげるかというと、持っているプリンスのCDを手放そうかどうか、これを判断するために今聴いている最中だからです(゚ω゚*)。で、このアルバム、前の記事でとりあげた「the GOLD EXPERIENCE」の翌年である1996年発表、3枚組です。ギターは全然大したことありません(というか、ほとんど弾いてない)が、曲やサウンドの作りが恰好良かったです。

 プリンスというのは、音楽オタクっぽい人なんじゃないかという気がします。部屋に籠って、面白い音のするシンセやサンプラーをずっといじっていたり、ギターをチャラチャラ弾いて、それがそこそこうまく弾けちゃったり。作曲も音楽の深いところに行くんじゃなくって、簡単な和声進行とメロディのセットをどんどん作るタイプなんじゃないかと。そんなタイプだから、アメリカの商音楽の舞台であれば、どのタイプの音楽も作ろうと思えば作れるんじゃないかと。それでも、プレイで魅せようとすれば結構労力を割かないといけないと思うのですが、プレイなんか人にやらせるばっかりで、ギターですらアドリブで単旋律を弾く程度なので、労力なしで大量生産できるんじゃないかと。
 じゃ、プリンスの何がいいのかというと…このアルバムでいえば、センスが良いんだろうなという気がします。例えば、クラブサウンド的な音作りとか、インダストリアル系のサウンドのサンプリングとか。90年代当時っていうのは、こういうサウンドが格好良かったんですよね。でも、メジャーなレコード会社が作る如何にも商音楽なものは、こういうところから離れて上滑りしているような感じでした。ほら、日本でもそういうところ、ありますよね。ポピュラー音楽ですら、アンダーグラウンドでは結構格好いいサウンド作ってるのに、エイベックスとかは同じ手法で作ってるはずなのにえらくカッコ悪くなってしまったり。シンセとかサンプラーとかって、90年代にはプロ・ミュージシャンの専売特許じゃなくって、一般の人にも簡単に手が届くようになって、音楽理論とかの分かっていない人でも、切り貼りして誰で音楽が作れるようになった頃。そんなアマチュアがクラブでやってた音楽の中に、サウンドとか手法とかの格好いいものが出て来てました。ただ、それらは音楽的にはバックボーンが本当に弱くって、サウンド勝負とかアイデア勝負とかみたいな部分が強かったように思います。そういう新しいサウンドをプロが取り組んで調理するとどうなるか…それがこのアルバムのような音楽なんじゃないかと。

 いやあ、今聴くと、こういうサウンドって、懐かしいな。90年代、こういうサウンドがカッコよかったんですよね。今でも、聴いていて気持ちいいなあ。




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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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