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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『古都・風雅頌 中部ジャワのルバブと歌』

KotoFuugaryou_ChuubuJawa no Rubabu to uta インドネシアの音楽と言えば、バリ島の音楽ばかり聴いていた若い頃の僕でしたが、気持ち良すぎるチルボンのガムランを聴いてから、ジャワ島の音楽にも魅了されてしまいました。バリ島のケチャやガムランがパワーみなぎる音楽なら、ジャワのガムランは幻想的で夢の中にいるよう。隣の島で音楽の形式はそっくりなのに、音楽の印象がまったく逆。僕がジャワときくとカレーだけでなく音楽にも手を出すようになったのは当然の流れだったといえましょう(^^)。

 うわあ、これもムチャクチャ気持ちいい、そして幻想的!うたた寝をして、今が現実なのか夢なのかが曖昧な状態にいるような気分。CDのタイトルにもなっているルバブとは、ジャケットに写っている胡弓のような形をした擦弦楽器で、音色も胡弓に似ています。ルーツがアラビア音楽のラバーブにあるそうなので、ジャワ島がイスラム教に染められた時に、一緒に入ってきたんでしょうね。このCDに入っていた音楽はルバブが中心にいるのですが、「俺が主役だ!」という演奏でなくて、どこに向かうでもなくフワフワただよってる感じ。

 ルバブの演奏自体はガムランとの共通項は感じなかったんですが、常にうしろにガムランで使われるグンデル(金属製の音階打楽器)やガンバン(竹製の音階打楽器)がキンコンカンコンとゆるーく鳴り響きつづけてるので、全体の雰囲気がチルボンのガムランそっくりでした。というか、ライナーによるとこれもガムランみたいです。中部ジャワのガムランは、儀式や祭りでは20~30人の大編成で演奏するらしいんですが、もう少しかるく楽しもうとするときは少人数で演奏するんだそうです。こうした少人数編成のアンサンブルをガドンと言うそうで、このCDはこの編成。

 僕の耳に不思議に感じたのは、ルバブとうしろで鳴っている音階打楽器群で調があってないように聴こえる所がある事でした。調なのかピッチなのか分からないんですが、ずれて聴こえるんです。でも、絶対音感的に言うと、インドネシアの音楽は1オクターブを12分割したとは思えない微妙な音程が色々入っているし、僕の耳が西洋音楽に飼い慣らされてしまってるという事なんでしょうね(^^;)。合ってないとは感じてしまうんですけど、じゃあ「悪い」と感じるかというと、そんな事は全然なくって、これが気持ちいい。。平均律や倍音堆積で求めた音階だけが音楽の絶対法則ではまったくないという証拠みたいなもんですね、インドネシアの音楽は(^^)。中部ジャワのガムランで使う音階はペロッグとスレンドロに分かれるそうですが、このCDに入ってる曲は、1曲目がペロッグ音階リモ調、2曲目がスレンドロ音階ソンゴ調、3曲目がペロッグ音階バラン調だそうです。

 なんと気持ちいいんだ、この音楽を流してるだけで部屋の中が楽園になっていきます。究極のレイドバック・ミュージック、これは超おすすめ、聴いているだけで南国の楽園ムードに満たされてしまう音楽って、魔術に近いなあと思って、すっかり仕事をやる気がなくなってしまった僕なのでした(^^;)。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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