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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『Bali | Music for the Shadow Play』

Bali Music for the Shadow Play キングレコードの世界民族音楽大集成シリーズの中のひとつ『ジャワの民俗音楽』で、インドネシアの影絵芝居(ワヤンの音楽に魅せられた僕でしたが、そのCDでのワヤンの音楽は残念ながら6分ほどの抜粋。すごく劇的な構成だったのに、これだと交響曲でいえば第1楽章だけ聴いてる感じなんだろうなあと、影絵芝居の音楽をもっとちゃんと聴いてみたくなりました。ところがそんなCDはなかなかなく…と思ったら、ありました!!ジャワじゃなくてお隣のバリでしたが、バリだったらジャワよりさらに劇的にするだろうからむしろ良いかも…と即購入!

 CD『ジャワの民俗音楽』で聴いたワヤンは、ライブで、曲が連続していて、しかもけっこう劇的に変化したのですが、このCDはひとつの曲に対してひとつのトラックという形での収録で、ショートピース集という感じでした。例えば、2曲目は「オープニングの歌のバックグランドに使われる有名なピース」、4曲目は「人形が歩くシーンのための音楽」みたいな。つまり、実際の影絵だと、こういう形で演奏するわけでなく、この前で歌が入り、物語の朗読が入り、影絵が動き、そのうしろでこれらの曲が繰り返されながらガムラン音楽のように波状に何度も押し寄せてきて…みたいな感じなんじゃないかなあ。
Bali_KageeSibai.jpg 楽器は、インドネシアらしく金属や竹の音階打楽器の合奏なのですが、音域の高い楽器だけで演奏していて、クラシックで言えばオーケストラじゃなく室内楽的、ジャズで言えばビッグバンドじゃなくてスモールコンボ的でした。ダイナミックさが薄れたように聴こえる半面、ものすごく上品。むしろ、こっちの方がジャワなんじゃないかと錯覚してしまうほどでした。う~ん、これはこれで幻想的でいいなあ。。

 そして、僕のつたない英語力でライナーを読む限り、影絵芝居は夜通し行われるそうで、つまりCD1枚フル収録のこのCDですらあくまで1部分なのかも。ただこのCD、ライブ録音には聴こえなくて、トラックも分かれているので、もしかすると影絵芝居で使われる曲のモチーフを、それぞれ録音したというものなのかも知れません。ただ、寺院のセレモニーの時は日中に客を入れないで行われる事もあるらしいし、そのへんの詳細は不明でした。そして、やっぱりバリ島のワヤンも、ジャワ島のワヤンと同じように、インドのマハーバーラタやラーマーヤナがストーリーの基本素材らしいです。

 このCDのオリジナル版のリリースは1970年。音がすごくいいので、最近の録音と思っていたのでビックリ。そして、インドネシアの影絵芝居だけを収録したレコードはこれが最初だったそうです。歴史的な1枚だったのか、気分で買っただけでしたが運命の出会いだったかも。芸能の島バリやジャワって、ガムランやケチャ以外にも本当に色んな芸能がありますね。ワールドミュージックを聴きはじめると、ジャズとかロックとかクラシックとかで、似たような音楽を何十曲何百曲と聴きつづけていた時の自分がもったいなく思えてきます。こんなに色んな音楽が、しかも素晴らしい音楽があるんだから、もっと世界を広くとらえないと…みたいな。これも、神と一緒に生きている島国の空気感が伝わってくるような、素晴らしいCDでした!

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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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