心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

Response: --  

『アルバン・ベルク・コレクション』

AlbanBergCollection.jpg 僕はあまり裕福ではないので、全集モノのようなCDボックスみたいなものは、なるべく買わない事にしています。全集モノって、買うときは盛り上がるのですが、いざ買ってしまうとすぐにお気に入りのディスクしか聴かなくなっちゃったりして、なんかついでに要らないものまで買わされただけの気がしてきてしまう事が多くって。。しかし稀に、あまりに好きすぎて、バラで買うより全集を買ってしまった方がお得という場合もあったりします。そのうちのひとつが、グラモフォンが出したこのアルバン・ベルクの8枚組CDセット。「ルル組曲」とか「7つの初期の歌」とか、ベルクの有名どころの作品は片っ端から入っています。前の記事で書いた「室内協奏曲」も入ってます。こちらは、ズーカーマン(vln)&バレンボイム(pf)&ブレーズ指揮アンサンブル・アンテルコンタンポランによるものでした。これも素晴らしい演奏ですが、やっぱりあのスターンのヴァイオリンに勝つのは難しいかな。。

 ベルクというのは、聴けば聴くほど、本当にいい作曲家だと感じさせられてしまいます。古典の美と前衛の刺激が見事に融合している感じ。このバランス感覚が絶妙すぎます。月並みな表現になってしまうのですが、本当に名曲ぞろい。しかし、僕がこのCDを買った本当の理由は、名曲がいっぱい入っているからではなくて、「アルテンベルク歌曲集」が入っていたから。演奏はアバド指揮のウィーンフィル。
 アルテンベルクという曲は、無名というほどでもないと思うのですが、かといって頻繁に演奏される曲でもないので、ちょっと突っ込んで聴いている人じゃないと、名前しか知らないという事もあるんじゃないかと思うんですが…これが大名曲。特にオーケストラのアレンジがもの凄くって、奇を衒ったようなことは何もしていないんですが、ちょっと神がかってます。よくぞこれだけのアレンジを…という感じで、ただでさえいい曲なのに、アレンジが故に、これがとんでもない構造美を生み出しています。オーケストラ団員でもないくせに、あまりに素晴らしくて、楽譜まで買ってしまいました。。しかし、楽譜きたねえ…(^^;)。オケの人は、こんな楽譜を読んじゃうのか。更に、とんでもない連譜とか、しかもそれが他のパートと入れ子細工で演奏されていたりするんですが、オケの人ってこれを初見で弾いて、しかも初見で合わせるんですよね。…やっぱり、プロは凄いな。。演奏も、とんでもなく素晴らしいんですが、少しだけ残念なのは、オケが薄くなったところで「カツッ、カツッ…」と音が聞こえるところがある事。いや、これは良いスピーカーで大音量で聴かないと分からない程度で、それでも気づかない人は気づかないと思うので(一緒にオーディオマニアの方と聴いていた時に、その方ですら気づかなかったぐらい)、気にするほどのものではないんですが、たぶんこれって、メトロノームの音なんじゃないかと。…やっぱり、ウィーンフィルでも、これをメトロノームなしで合わせるのは大変だったんでしょうね。ちょっと安心しました(笑)。

 少しだけ注意しないといけないのは、このボックスは「コレクション」であって「全集」ではないという事です。例えば、先の「アルテンベルク歌曲集」には、室内楽版というのもあるんですが、そういうアレンジ版とかまではケアできていません。しかし、よほどのベルクマニアでもない限り、これを押さえればまず大丈夫なんじゃないかと。本当に素晴らしい音楽体験が待っていると思います(*^ー゜)v



関連記事
スポンサーサイト

10 2017 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
アド
これまでの訪問者数
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS