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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(ギター版) 山下和仁(g)』

Bach_CelloSuite_YamashitaKazuhito.jpg 続いて、山下和仁さんによるバッハの無伴奏チェロ組曲全曲の録音です。世界中のクラシック・ギタリストで山下さんが一番好きという人は多いと思いますが、それぐらい超絶的なテクニシャン。何を隠そう僕も、山下さんは私的クラシック・ギタリストベスト3には間違いなく入ってます。はじめてストラヴィンスキーの「火の鳥」のギターアレンジの演奏を聴いた時は、あまりにすごすぎて体が震えたよ…。

 美しいです。本来はせいぜいダブルストップ+ピチカートぐらいで表現するしかない無伴奏チェロ組曲が、ギターで6本の弦を響かせて演奏すると和声音楽として響いてしまうのです。超有名な組曲1番のプレリュードでも、同時に3つの音が重なって、響きがすごく美しい、ああ美しい。チェロ演奏での無伴奏チェロももちろん素晴らしいと思うんですが、部分的に「これは技巧練習曲だな」と思うところがあるのに、ギターだとそれですら優雅に聴こえてしまいました。途中、元々ギター曲だったと錯覚してしまうところがあるほどでした。そう思うのも、山下さん自身のギター編曲が素晴らしいんでしょうね。

 でも、本当にすごいと思うところは、演奏表現です。表現以前に、まずは随所に聴かれるテクニックがすごい。1番第3曲クーラントのトリルとか、どうやってるんだろうかという感じ。1音1音をアタッカで演奏しているように聴こえるんですが、これってハンマリングだけでこんな音に出来るんでしょうか、しかもバスを押さえながらだから、人差し指と何かみたいな簡単な指使いではなさそうだし。う~ん、さすがテクニックで世界の頂点に立つギタリストはすごかったです。そして、この技術があってはじめて可能になるのが表現なんでしょうね。感情的な演奏という感じではなく、バスとメロディの関係とか、全体のなかでの楽節の作り方とかが、ただやみくもに弾きまくっている人とはえらい違いだな、と感じました。ギター編曲の無伴奏チェロ組曲で、現時点で最初に聴くべきは、セゴビアではなくこれじゃないかと。

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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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