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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『山下和仁 / The Blue Guitar』

YamashitaKazuhito_BlueGuitar.jpg クラシック・ギターの山下和仁さんがカナダで録音したCDです。武満徹さんの「フォリオス」を除いて、ティペット、ウォルトン、ブリテンと、20世紀を生きたイギリス人作曲家の作品で固めてあります。…なんでカナダ録音なんだろう。

 20世紀の作品でも、イギリスの音楽ってドイツと違って全体的にあまり前衛じゃないです。ただ、ギター曲に限っては、ギターのメカニズムに合わせた作曲になって、ギター音楽ならではの現代性が出てくる感じ。ブリテンなんて、これが20世紀の西洋の作曲家かというほど保守中の保守な作曲家ですが、このCDに収録されたギター曲「ノクターナル」だけは、独特の響きを持っていて、かつ楽曲様式も独特。ブリテンでこの曲だけは好きなんですよね、僕(^^)。それはティペットも同じで、大体の曲はあんまり好きじゃないんだけど、このアルバムに入ってる「ザ・ブルー・ギター」は、かなり好き。ウォルトンは…実は、作曲家自体をよく知りません(^^;)>。。でもこれもブリテンやティペットのギター曲と同傾向と言えるかも。でも、3人の中ではいちばん面白くないかな?

 ギター曲に限っては、20世紀のヨーロッパ音楽で独特な道を歩んだように思います。ピアノ曲や管弦楽曲と全然違う道で、調を感じるけど独特の響き。これって、もしかするとギターの構造的に、無調的にしようとしても、どうしてもある程度調性感は出てしまうという事なのかも。また、制限の多い楽器なので作曲をするのがギタリスト自身である事も多く、そうなると作曲の最前線をベースにした曲じゃなくて、自分が学んできた曲の作曲技法から作曲しちゃう事が多いのかも。ヒナステラもディアンスもそうだし、ギター曲の中では比較的前衛寄りのブローウェルですらそんな感じだし。そして、ギター的なメカニカルな動きも、これは音楽よりも楽器を前提にこうなってくるのかも。20世紀のギター曲、僕は好きだなあ。

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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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