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心に残った音楽♪

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ジョアン・ジルベルト逝去

JoaoGilberto.jpg うああああ、ボサノヴァの神様が逝った…7月6日、リオ・デ・ジャネイロの自宅で、ジョアン・ジルベルトが逝去したそうです。享年88歳。

 僕がボサノヴァを意識して聴いたのは、アントニオ・カルロス・ジョビンよりジョアン・ジルベルトが先でした。ボサノヴァというと、僕が真っ先にイメージするのは、23クラーベのリズムでガット・ギターを弾き語りして、フワーッと気持ちい音楽を演奏するスタイルなのですが、あれはジョアン・ジルベルトさんそのものです。最初に聴いたのは、ウエストコースト・ジャズのスタン・ゲッツのと共演した『ゲッツ/ジルベルト』。ジャズ・ボッサなんて言われる音楽ですが、あれでボサノヴァが一気に北米で、そしてヨーロッパで、さらに世界で知られるようになったのだと思います。

 音楽って、意図していなくても、人の感情や気質や国民性を表してししまうものだと思います。歌音楽は、特にそう。音楽が国民性を反映する事もあるでしょうし、反対に音楽で国民性が変わっていく事もあるでしょうけど、ジョアンさんやジョビンさんの作ったタイプの多幸感にあふれたボサノヴァは、ブラジルにあった平和や安らぎを強化したのではないかと思います。隣のアルゼンチンにあるタンゴが悲しみや情熱を強調して、ボリビアのフォルクローレが抑圧された民族感情を訴えたのに対して、ジョアンさんのボサノヴァは幸せや喜びを伝えたんじゃないかと。もしボサノヴァがバーデン・パウエルのようなアフロキューバン色を強めた方向に伸びていったら、ブラジルの世相はもう少し違うものになっていた気がするんですよね。植民地支配から始まって、今でもグローバリゼーションの風下に立って貧困、犯罪、政治腐敗にあえぐブラジルで、もしレゲエやカリプソやヒップホップ、そしてアフロキューバンのような戦闘的な音楽が主力音楽になっていたら、ブラジルの市民感情はまた違うものになっていたはず。そういうなかに安らぎを伝えたジョアンおじいさんは、間接的にブラジルを救ったひとりだったのではないかと。どうぞ安らかに、そしてやさしい音楽をありがとう!

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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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