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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『The Marty Paich Quartet featuring Art Pepper』

The Marty Paich Quartet featuring Art Pepper 1956年録音のアート・ペッパーのレコードを色々聴いてみよう、そうしよう。そんなわけでまずはこれ、マーティ・ペイチのバンドにアート・ペッパーが参加した有名な1枚で、ここからアート・ペッパーの快進撃が始まりました!メンバーは、Marty Paich (p)、Art Pepper (alto sax)、Buddy Clark –(b)、Frank Capp (dr) です。

 マーティ・ペイチはピアニストで作曲家でアレンジャー。僕は特に作曲家アレンジャーとしてのマーティ・ペイチが大好きで、これはそういうところの魅力が思いっきり出たアルバムと感じます。逆にいうとピアニストとしての評価はそんなに高くなくて、ディレクターもそう思ったのか、このレコード、アート・ペッパーのサックスの音が巨大で、ペイチさんのピアノはよく聴こえない(^^;)。そんな次第で、マーティ・ペイチのピアノではなくアレンジの素晴らしさを堪能できる曲がいくつかあって、たとえば1曲目「What’s Right for You」。サックスとベースのデュオだけで始まり、Bメロでようやくピアノとドラムが入ってきます。そしてAに戻るとまたデュオ、しかしここはフェイクが許されていて、ABABの次にC…これぞアレンジに優れる白人優位のウエストコースト・ジャズの本領発揮!そして、フロントを務めるアート・ペッパーのメロうかつ見事なソロもいい!
 2曲目の「あなたと夜と音楽と」も、気の利いたイントロ部が追加されていてカッコいい!やっぱりホモフォニーで作ってある曲って、作曲はメロディと和声の骨格という大ざっぱなフォルムの良し悪し以上のものは表現できなくて、そこから先はアレンジによるところが圧倒的に大きいですよね。ジャズというとアドリブと思われがちですが、アレンジでいい仕事してるジャズってやっぱり素晴らしいと思います。でもこの曲を聴くに、やっぱりペイチさんはアドリブがうまくないな(^^;)。。

 すべてがアレンジに凝っているわけじゃないんですが、他の曲はバンドがうまくサンサンブルしていて、またウエストコースト・ジャズ特有の知的でありつつもリラックスした雰囲気が最高。そして、ペイチさんのリーダーグループではありますが、本当にアート・ペッパーがど真ん中で大活躍なので、アート・ペッパーのリーダー作と言っても過言ではないぐらいです。
 アート・ペッパーはスタン・ケントン楽団出身で、うまいだけでなくえらくイケメンだった事もあったからか、52年にはリーダーアルバムをいくつか吹き込んでたんですが、麻薬でワッパかけられてシーンから消えちゃいました。そんな絶望の中、出所したペッパーに手を差し伸べたのがマーティ・ペイチだった事になります。のちにアート・ペッパーはペイチさんに恩返しをするんですが、そういう所も素晴らしい。ペイチさんのアレンジやアンサンブルの良さもあって、僕は56~57年のアート・ペッパーの録音の中ではこのレコードがかなり好き。『Modern Art』の次に好きかな?大推薦です!

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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