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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Chet Baker & Art Pepper / Playboys』

Chet Baker ArtPepper_Playboys これも1956年録音のアート・ペッパー参加セッションです。ウエストコースト・ジャズきってのイケメンのチェット・ベイカーとアート・ペッパーの共演盤という事で、タイトルが「プレイボーイズ」…ど直球だな(^^;)。売るためには何でもありなセンスがアメリカだなあ。ところでこのレコード、3管なんですがテナーサックスのフィル・ウルソはプレイボーイじゃないのか、それはそれでかわいそうだ。メンバーは、Chet Baker (tp)、Art Pepper (asax)、Phil Urso (tsax) の3管に、リズムセクションはCarl Perkins (p)、Curtis Counce (b)、Larance Marable (dr)。

 ヘッドやトゥッティ部分こそ書かれてますが、あとは全部オープンパート、セッション的なアルバムでした。ところで、管アレンジって、同じ3コースでもイーストコーストとウエストコーストで匂いが違うと感じるのは僕だけでしょうか。もちろんそう思わない曲もあるんですが、「Resonant Emotions」あたりはウエストコーストだなって感じます。分析すればウエストコーストらしさを出してるノートとか、なんかあるんでしょうね。テナーサックスの動きがそうなのかな?

 明るい曲想の曲を、跳ねるように楽しげに演奏するものが続きますが、目が笑ってないというか、どこか棒読みのセリフのような、ショーとしてやってる感じがしました。まあ、「チェット・ベイカーとアート・ペッパーの共演だ!」なんて感じで、いかにも音楽とは関係ない所で作られた企画っぽいですしね、セッションでサクッと普通にやったら大体これぐらいの所に落ち着きそう、みたいな音でした(^^;)。当時のレコード会社が考えていたジャズって、「楽しくリラックスした時間をあなたに!」ぐらいのものだったんだろうなあ。こういう安易な事やってるから、ウエストコースト・ジャズは廃れていったわけですね。。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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