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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > ブルース・ソウル   Tags: ---

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『Marian Anderson / Spirituals』

Marian Anderson_Spirituals 黒人コントラルト歌手マリアン・アンダースンが歌った黒人霊歌集です。マリアン・アンダースンさんは黒人のクラシック歌手の先駆けだった人です。彼女がいたから、ジェシー・ノーマンとかも続いたんじゃないかと。録音は1936年から52年まで…という事は、スピリチャルの録音の中でもかなり古いんじゃないかなあ。日本タイトルは「深い川~黒人霊歌集」です。

 すべてピアノ伴奏のみ。そのピアノもアップライトっぽいし、小さな町の教会の隅にちょこんとおいてあるようなやつなんだろうな。そして…音を聴いているだけで、奴隷貿易で連れて来られて、綿花栽培なんかの労働力になっていた昔の合衆国のアフリカン・アメリカンの生活がブワーッと見えてしまうようでした。マヘリア・ジャクソンは「おお、思いっきりゴスペルの歌唱法だ!」って感じでしたが、マリアン・アンダーソンは、西洋の声楽の教育を受けた歌い方。黒人教会自体が、奴隷の暴動をおさえるための教育機関みたいな役割も背負っていたところなので、成立からしてヨーロッパ白人文化が入ってるんですよね。その中で、このCDにも入ってる「深い川」や「時には母のない子のように」とかの詩や曲が入ってくると、心が震える…。そして、22曲目「苦しみに心重く」…いやあ、スピリチャルでいきなり出てくる長7度!これはヤバい、こんなの泣いてしまうだろ…教会音楽、黒人霊歌、そしてモダン化していくアメリカン・ルーツ・ミュージックのいい所だけが詰まったような、祈りがそのまま音になったような、素晴らしい歌でした。

 同じスピリチャルでも、マリアン・アンダーソンのこの録音で聞く事の出来るものの方が、より実際の黒人教会の音楽に近く感じました。子どものころは、こういうのを「古くさい」「地味」と感じたもんですが、大人になってから聴くと、本当の歌ってこういうもんだよな、これは素晴らしい…と、心に染みてしまいました。むしろ、エンターテイメントの薄っぺらい音楽の方が、大人になる聴いてられなくなっちゃったなあ。それにしても、これはすばらしかったです。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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