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『ルスミラ・カルピオ Luzmila Carpio / un people qui ne chante pas est un people mort』

Luzmila Carpio un people qui ne chante pas est un people mort ペルーを南下すると、海岸線はチリ、内陸部はボリビアに接します。ボリビアって、アルゼンチンにもブラジルにもペルーにもチリにも接してるので、地理だけでなく文化的にも南米のど真ん中って感じがします。日本では南米のフォーク音楽を「フォルクローレ」と呼ぶ事が多いですが(本当は南米じゃなくったってフォーク・ミュージックはみんなスペイン語でフォルクローレというはず)、それってアンデス山脈に接した地域のインディオが演奏したものをいう事が多く、しかもボリビアのグループが紹介される事が多い印象です。ボリビアは、インディオが多く残ってる地だからなんでしょうね。同じアンデス沿いと言っても、コロンビアはもっと黒い人が多いイメージですし。
 そんなわけで、これはボリビアの女性歌手ルスミラ・カルピオのチャランゴ弾き語りのCDです。いわゆるインディオによるフォルクローレで、チャランゴの他にジュラ(パン・フルート)チャイチャス(カバサみたいな振りものの打楽器)の伴奏も入っていました。録音は1983年で、ラジオ・フランスのスタジオでの録音。

 これは僕が思ってる南米インディオのフォルクローレにちかくて、「コンドルは飛んでいく」みたいな雰囲気の曲がいっぱい入ってました。そして、曲というより詩に近いものと感じました。言葉に少しだけ節をつけて、伴奏がついてるぐらいの感じ。素朴です。

 ルスミラ・カルピオさんはケチュア語を話すケチュア族(インカ帝国を興した民族)の末裔のインディオ。ルックスは思いっきり黒髪のモンゴロイドなので、純正のネイティブ・アメリカンなのかも。そういう人なので、CDに入ってるコメントがなかなか辛辣でした。「スペイン征服以降、ケチュア族もアイマラ族も恐怖で皆黙ったままで、鉱山や工場で昼夜働かされている。だから私は兄弟たちのために歌う。」「征服者たちは彼らの言葉を無理やり押しつけたけど、私はケチュア語で話して歌う。」「征服者たちは私たちを野蛮人と呼んだけれど、それは私たちが自然と調和を保って生きてきたからだ。」反論のしようがありません、ごもっともです。これは立派な思想で、もしかすると今の西洋文化が持っている哲学よりも正しいかも知れないなあ…。
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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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