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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Robert Fripp / The League Of Gentlemen』

The League Of Gentlemen 1981年にキング・クリムゾンのリーダーのロバート・フリップが結成したバンド(?)のアルバムです。ジャケットに「Robert Fripp」の文字があるし、バンドじゃなくてロバート・フリップのプロジェクトだったのかも。

 昔聴いた時の印象は、「なんだこのペラッペラの音楽は、ニューウェイヴじゃん」と思ったんですが、いま聴くとけっこう80年代や90年代の再結成クリムゾンみたいなトリッキーなアルベジオや、なかなかすごいアドリブソロなど、ロバート・フリップの馬鹿テクを楽しめる所が何カ所かあって、そういうところは面白かったです。

 それなのになぜ若い頃の僕がこれをニューウェイヴに感じたのかというと、音とバンドの演奏技術に原因があったんじゃないかと。音はデジタルぽいコーラス系のエフェクターをかけた音で、ものすごくチープ。こういう音にしちゃうと、どうやって演奏してもニュアンスなんてなくなっちゃうので、おもちゃみたいな音に聴こえちゃうんですよね、「ピコピコピコ~」みたいな。同じ事が、変な音のキーボードにも言えます。なんで『リザード』『太陽と戦慄』みたいな音楽を作った人がこんな音で良しとしちゃうんだろう…それは、以降のロバートフリップ全般に言えます。
 そして、バンド。ドラムは楽器をはじめて3カ月ぐらいの中学生かよというぐらいにヘタクソ。ドン、ダッ、ドン、ダッ…しか叩きません。ベースも似たようなもの。これを良いと思えという方が無理なんじゃ(^^;)…チープの極みの80年代、恐るべし。

 ロックの中で演奏レベルが破格に高かった70年代キング・クリムゾンからの落差が辛かった…。というわけで、僕的には「ロックってこんなに凄いのか」と大感動したはずのロバート・フリップに幻滅しはじめたアルバムでした。この後、フリップさんはキング・クリムゾンを再結成しますが、それも『Exposure』やこのアルバムの音楽を、うまいメンバーに差し替えて再トライしたぐらいの感じで、うまくはなったけど根本的なところでずれてるな…みたいに感じちゃったのでした。それがクソうまいから厄介なんですが(^^;)。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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