心に残った音楽♪

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映画『エディット・ピアフ 愛の讃歌』

EdithPiaf_BlueRay.jpg 前の記事でとりあげた、シャンソンの代表的歌手であるエディト・ピアフを題材にした映画です。ドキュメンタリーではなく、役者さんが演じてます。で、こういう誰かが誰かを演じた映画って、僕は嫌いなんです。変にドラマチックにしていたり、変にお涙ちょうだいにしていたり、そういうのが嫌なんですよね。また、映画でそれを扱うという事になると、音楽そのものではなく、その人の人生とかを扱う事になるわけじゃないですか。それが凄く嫌だったんです。しかし、この映画は良かった!

 何が良かったかというと、エディト・ピアフが生きていたパリという町の文化背景の描き出しが素晴らしかった!街中に吟遊詩人が生きていて、トルコ系のようなバレル・ドラムのような打楽器を使って音楽をする大道芸人がいて、ナイトクラブで流行歌を歌って稼ぐ少女がいて…いやあ、文化の坩堝です。ドイツのベルリンがどちらかというと純血主義的なイメージがあるのに比べると、フランスのパリというのは民族の交錯、文化の交錯がものすごいというイメージがあります。で、それがなんと2次大戦前でもそうだったという。う~ん、これは、当時のドキュメンタリーフィルムが存在していない今となっては、ドラマ化して再現するしかないですものね。当時の貧困層が着ていた服、当時の青空市場の街並み、当時の街にあふれていた音楽…う~ん、これは時代考証が実に素晴らしい。まずここに感銘を受けまくりでした。

 そして、当時のパリの文化的背景が分かった上でエディット・ピアフの歌を聞くと、またちょっと違う聞こえ方がするんですよね。売春宿で育ち、教育もろくに受けることなく、歌だけを頼りに生きてきた人ですから、痛いところもたくさんあった人なんだと思います。しかし、それが故に情緒的な人というか、すれてはいるんですがストレートというか、そういう意味ではピュアな人なんだろうなと思います。「愛の賛歌」が、ピアフの恋人で、飛行機事故で死んだボクサーのマルセル・セルダンに捧げられた曲だというのは、初めて知りました。…歌とか言葉って、売るものではなくて、根本的にはこういう私的なものだと思うんですよね。
 しかしこの映画、劇場に行ったときはガラガラだったのに、こういうものもDVDやブルーレイになっちゃうのか。う~ん、いい時代になったものですね。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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