fc2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》 グールド(p)、ストコフスキー指揮、アメリカ交響楽団』

Beethoven_EmpireConcerto_Gould Stokowski ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番、ブレンデルポリーニに続きまして、今度は異才グールドの録音を。これはずいぶんテンポを落とした演奏、第1楽章でだけで比較すると、ブレンデルが20分54秒、ポリーニが20分29秒(おっとこれは意外、ブレンデルの方が速く感じる^^;)、そしてグールドは22分です。グールドだけがまったく違う解釈をしているように聴こえました。

 このCD、1966年録音ですが、音がけっこういいです、1992年録音のポリーニ/アバド&ベルリンフィル盤より66年録音のこっちの方が録音が良くって迫力あります(^^)。グールドの古い録音って、音が潰れちゃってろくに聴こえないものが結構あるじゃないですか。このCDはそういう心配は無用です。

 それにしても、グールドのピアノはよく歌います。クラシックじゃなくてジャズみたいに聴こえるところまでありました。他の人と比較すると、たとえばポリーニは全体の流れを大きく作って常に流暢に繋がっていくのに、グールドは音節ごとに区切って「タララン、タラララン…」みたいに演奏する感じ。ね、ジャズっぽいでしょ?でもこれがカンタービレでカッコいいから困ったもんだ(^^;)。

 ただ、なんというか…これはグールドを聴くという感じで、僕にはベートーヴェンのピアノ協奏曲に聴こえませんでした。相変わらず途中で声出して歌っちゃうしね(^^;)。ベートーヴェンの皇帝を1枚だけ買うなら、このCDはあまりにオルタナなので避けた方がいいかも。でもいくつか聴くならリストに入れていいCDだと思います。グールド、僕はやっぱり好きだなあ。。

関連記事
スポンサーサイト




Comments

12 2023 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

月別アーカイブ
検索フォーム
これまでの訪問者数
最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS