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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Ella FitzGerald / Mack the Knife –Ella in Berlin』

Ella FitzGerald_Mack the Knife Ella in Berlin ジャズ女性ヴォーカルの女王エラ・フィッツジェラルドの名盤として知られている1枚で、1960年のベルリンでのライブ録音です。伴奏はポール・スミス・カルテットで、メンバーはPaul Smith (p), Jim Hall (g), Wilfred Middlebrooks (b), Gus Johnson (dr) でした。でも、録音のバランスの問題もあって、ジム・ホールのギターはあんまり聞こえません(^^;)。なにかの作業をしながら聴いていたら、「あれ?ギターいたの?」というレベルです。ちなみに、マック・ザ・ナイフはジャズのスタンダードとして有名な1曲でもありますが、ブレヒト作詞クルト・ワイル作曲の曲です。

 伴奏もアレンジも普通すぎるぐらい普通のスタンダード・ジャズ風味で、保守すぎるものは音楽でも映画でも好きじゃない僕にとってはイマイチ面白くない選曲と演奏でした。ひとつの曲を劇的に構成することはせず、2コーラスほどを2~3分でパッと歌って、はい次の曲、はい次の曲…みたいな感じで、曲をたっぷり聴かせるというより、色んな曲をたくさん紹介していくチャート音楽番組のような構成でした。ジャズがそこまで浸透していなかっただろうドイツ公演の音源ですし、実際にそういう所を狙っていたのかも知れませんね。

 でも、エラおばさんの歌がいい!エラさんの歌って、あんまり激しいフェイクをつけることもないし基本に忠実という感じなんですが、ピッチもリズムも発音もいいし、なんといってもあの細かく綺麗に揃ったヴィブラートを聴いているだけで「あ、これはいい」と思ってしまいます。

 というわけで、有名な1枚ではあるし、エラ・フィッツジェラルドのヴォーカルは派手さはないけどさすがは王道。でも僕的にはこのアルバムはもう卒業でいいかも(^^)。ジャズを聴き始めた頃に買った想い出のアルバムですが、サヨナラだけが人生さ。長い間ありがとうね!

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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