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『北米インディアンの音楽』 世界民族音楽大集成89

Hokubei Indhian no Ongaku_89 北米インディアンの音楽、続いてはこれ!民族音楽研究の小泉文夫さんがウィズリアン大学の客員教授だった時に現地録音したものです。録音は1971年で、当時の北米インディアンはすでに保護区で怠惰に暮らす状態で、かつての伝統は失われていたそうで、むしろアメリカの大学が行った研究資料からかつての北米インディアンの文化を学ぶ事もあったのだそうです。その後、レッドパワーなんていう運動が起きてましたが、今はどうなんでしょうね。このCDは、「パウワウ」という祭りの録音と歌が入っていました。

 パウワウ」は、さまざまな機会に行われる北米インディアンの祭りの総称だそうです。8分音符の太鼓と鈴が「ドンドンドンドン…」「シャンシャンシャンシャン…」とずっと鳴っていて、その上に「ア~イヤ~ヤ~ヤ~」みたいな声が重なっていました。ああ、僕が何となくイメージする北米インディアンの音楽はこれだ!歌は独唱のリーダーがいて、それを模倣するように合唱がついていく形式。アフリカや中米のコール・レスポンス系の音楽にも似ていると感じました。
 トータルで25分もある全体の構造も面白かったです。歌のピッチがだんだん高くなっていって、あがり切るといったん終わって他のグループがまたこれを繰り返していました。繰り返すたびにテンポやデュナーミクがわずかに上がっていくので、気づかないうち高揚している感じ。この大きな構造はインドネシアのケチャのコロトミー様式と同じだな、なんて思ったり。北米インディアンのパウワウの模様は、映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』で見たことがありますが、映画ではパウワウが夜に行われていて、焚き火の火の粉が舞っていたり、終わったあとにずっとテントの中でみんなで話をして楽しそうにしていたりと、幻想的でした。『ダンス・ウィズ・ウルブズ』の感想は、いつか書いてみたいと思います。

Nahoba indhian 歌は、8曲入っていました。ナバホ族の歌3曲、プエブロ族2曲、コマンチ族2曲、ズーニー族1曲でした。種族は違えど、すべて「ドンドン」という打楽器のリズム伴奏がついての独唱。打楽器伴奏は4分または8分で、なるほどたしかに僕が子どもの頃からイメージしていた北米インディアンの音楽っぽいです(^^)。北米インディアンの歌はまったく知らない僕にとっては、歌が似ていると感じて、種族ごとの音楽差は分かりませんでした。途中で犬が泣いているトラックがありましたが、鳴き声がリズムと合っているのが良かった、犬もこのトランス・ミュージックに乗せられちゃったのかな(^^)?こういう語りに近い音楽だと、音楽よりも歌詞が気になるので、訳が付いていると嬉しかったんですが、日本語訳はついていなくて、そこは残念。

 アフリカの合唱音楽のコール&レスポンスにしても、インドネシア音楽のコロトミー構造にしても、地域的にも時代的にも文化的に繋がっていたとは思えないので、たまたまなのでしょう。そう考えると、これはプリミティブな音楽のあるべき姿なのかも知れません。民族音楽を聴く時の楽しみって、西洋音楽になじみ過ぎた耳にとっては驚きの音を聞く事が出来るという点もありますが、文化的な意味を垣間見ることができる楽しみも僕は感じます。北米インディアンの音楽は、後者の楽しみの方が強く感じます。

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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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