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TVドラマ『ミラーマン』#2 6~27話 円谷プロ制作

Mirrorman_vol2.jpg ミラーマン特集、第2回です!ミラーマンは初回放送時の裏番組にシルバー仮面という特撮ヒーロー番組があって、そっちもなかなかしっかりしたドラマで面白いんです。これで互いに視聴率を食い合ってしまったのか、ミラーマンは途中で大きく路線変更。第2回は、6話から、路線変更となる27話までの中から面白いと思った話をセレクトしてご紹介!

■第6話:鏡の中の墓場
 インベーダーがライフル魔の死体と同化して、京太郎の命を狙います。京太郎は一度も会ったことの無い父と自分の関係に苦しみ、父から譲り受けた宿命としてのインベーダーとの戦いではなく、自分の意思でインベーダーと戦いたいと望みます。その話を聞いた御手洗教授は、父親ミラーマンがどのように死んだのかを京太郎に伝えます。ミラーマンは鏡の世界に長く留まりすぎると死んでしまうという弱点があり、父ミラーマンはインベーダーからその弱点を突いた罠にかけられて死んだのでした。ミラーマンもやはりこの罠にかかり、鏡の世界に閉じ込められ…
mirrorman_episode6.jpg 死体安置所をぼんやりとにじむ影が歩きまわる特撮表現が見事!ストーリーでは、鏡の中とこちらの世界というミラーマンのSF世界がどういう世界観なのかを描き、ミラーマンの物語に深さを与えたところが見事。1話完結のドラマとしては父子の物語がサイドストーリーとからめて語られるといった具合で、ミラーマンの物語のキーとなる佳作でした。この話、小さい子供には理解するのはかなり難しそう。ミラーマンって、もともとは対象年齢をやや高めに設定して制作されていたんじゃないかなあ。

■第7話:打倒!人体侵略作戦
mirrorman_episode7.jpg ウルトラセブンアンヌ隊員役を務めた菱見百合子登場回です!ウルトラセブンから数年経っているんですが、セブン序盤のペガッサ星人回あたりではサルみたいな頭ににきび面だった菱見さんが、セブン後半には「あれ?この日と綺麗だな」と思うようになり、そしてこのミラーマンでは大人びた美人になっていてビックリ(^^)。円谷プロ制作の特撮ヒーロー番組で綺麗だと思った人って、セブン後半からの菱見さんと、エースの美川隊員、そしてミラーマンのヒロインじゃないほうの女性隊員の3人です。
 話は、菱見さんの恋人の体がインベーダーに占拠されるというもので、インベーダーに体を占拠された男が魂を失わなかったのは、ずっとこの男に声をかけ続けた母親の愛情だったというもの。これは泣けるヒューマンドラマじゃないか、やっぱりミラーマンはSFサスペンスとヒューマンドラマのミックスなんですね(^^)。

■第10話: 時計が止まった街
 ある街の上空で、ジェット旅客機が空中で停止する事件が起きます。功名心に焦ったある科学者がインベーダーと結託して、重力をコントロールする装置を作り上げたのです。街の時間が停止し、その範囲はどんどん広がっていきます。時間停止の壁を突破できるのは光速だけで、それが出来るのはミラーマンしかいません。死のリスクに戸惑うミラーマンですが、時間停止線が東京全体を飲み込むと聞いた京太郎は意を決して時間停止戦を越え…
 この設定だけでハードSFですよね(^^)。そして、この回でとうとうインベーダーたちが実際の姿を現します。これが血管の浮き出した目を持たない半漁人のような姿で不気味なんですよ。子供の頃に見たときは恐かったなあ。ミラーマン、巨大ヒーローと怪獣の戦いさえなかったら、立派なテレビSF作品になっていたかも知れません。

■第17話:罠におちたミラーマン
 透明怪獣の特撮が見事です!怪獣は透明になるのですが、ミラーマンが投げつけた石油タンクから洩れた石油のかかった部分だけは透明にならない…これは特撮の技術とアイデアの勝利でしょう!!

■第21話: 恐怖の液体怪獣タイガン
 この回も怪獣特撮が見事で、ビルの向こうでミラーマンと怪獣が戦ってるんですが、ビルの後ろだけじゃなく窓を通しても怪獣が透けて動いてるんですよ!この細かい職人技が素晴らしい!

■第26~27話:ミラーマン・絶体絶命!/総攻撃!S.G.M
 ミラーマンの路線変更回です。御手洗博士の家と、その地下にあるSGMの基地が怪獣に襲われて破壊され、博士や隊員たちの葬儀が行われます。さらにミラーマンはインベーダーによって鏡の中に閉じ込められ、体の中に爆弾を仕込まれます。爆弾はミラーマンがある程度エネルギーを使うと爆発するというものです。2匹の怪獣に教われてピンチとなったミラーマンを、謎の戦闘機が救います。SGMのメンバーは生きていて、湖の底にある新しい基地や戦闘機と共に再生したのでした。
 ドラマ的には組織変更によってSGMが地球防衛軍のようになり、時限爆弾によってミラーマンの戦いに緊張感が出る、みたいな狙いなのかな?そういえば、ウルトラセブンもポール星人回で活動に制限をつけられていたな…。 そうそう、特撮としては全半回の黒い竜巻、後半回ラストの夕焼けの海の上を水平線にむけて飛び去って行く戦闘機のショットが見事でした(^^)。 


 今回見直して気づいたのは、僕が面白いと思ったミラーマンの話は最初の10話に集中してるという事でした。怪奇なSFサスペンスは初期に集中してるんですよね。恐らく最初は撮りためているでしょうから、10話あたりで視聴率や人気のデータが取れて、1クール後半あたりからテレビ局側から要望が来て、その影響が1クール終盤あたりから出始めるんでしょうね。僕はテレビ番組の制作会議に出たことが何回かあるんですが、「いいものを作るとか面白いものを作るというんじゃなくて、視聴率の事しか見ないで話を変えろとか、そういうことを言う世界なのか」と驚きました。
 しかし26~27話の路線変更によって、ハードなSFサスペンスだったミラーマンが、怪獣と戦う子供番組になってしまいました(^^;)。しかし26話以降も特撮は素晴らしくて、円谷プロのTV特撮がブランド化したのもうなづける出来栄えでした。毎週、円谷特撮のイリュージョンに魅せられていた子供の頃が懐かしいです(^^)。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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