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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Eagles / One Of These Nights』

Eagles_One Of These Nights 邦題は『呪われた夜』、1975年にイーグルスが発表した4枚目のアルバムです。このアルバムを聴くと、翌76年発表の『ホテル・カリフォルニア』がラッキーパンチではなく、生まれるべきして生まれた傑作だったんだなと思えます。それぐらい、このアルバムは素晴らしかった!

 AORとカントリーとロックのハイブリッドのような音楽、それでいて洗練度が半端ない!時代のサウンドを作り上げたアルバムのひとつと言えるんじゃないかと。イーグルスが先陣を切ったのかどうかは分かりませんが、当時のアメリカのチャート音楽は、多くのポップ/ロックのバンドが洗練された音を目指していて、その中でトップクラスの音を作っていたのがイーグルスだったと感じます。このアルバムの音を聴いてしまうと、それ以前のアメリカン・ロックの音がみんなやぼったく感じてしまうほどで、それぐらい洗練されてました。そんなわけで、このアルバムをいいと思うかどうかは、音が美しいと感じるかどうかがけっこう大きい気がするんですよね。、いいオーディオ装置で聴けば聴くほど感動。逆にいうと、小さいスピーカーで聴いたらなんでもないアルバムに感じるかも。

 そして、僕がこのアルバムで一番好きなのは、4曲目のインスト「Journey of the Sorcerer」。チャランゴみたいな楽器の音が真ん中にいて、それにロックバンドとストリングスが絶妙に絡みます。フォルクローレとロックとAORが混じり、壮大でドラマチックに展開…いや~これはいい!!音がいいと言ってもやっぱり産業ロックには違いないアルバムではあるんですが、そういう中にこういうセールスよりクオリティ優先の曲が入っている事で、一段上のアルバムになったんじゃないかと。

 僕は、イーグルスのセカンドとサードを聴いてません。だから、カントリーロックなファーストとこの異様に洗練されたアルバムの間で何が起きたのか分かりません。それにしても3年でここまで進化するとは恐るべし、東京に行って数年ぶりに帰ってきたら急に美人になっちゃってた姉ちゃんみたいだよ。。翌年、あの大ヒット作『ホテル・カリフォルニア』が生まれるのも当然に聴こえる素晴らしいアルバムでした(^^)。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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