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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Eagles / Hotel California』

eagles_hotel california イーグルス最大のヒット作というだけでなく、アメリカのロック/ポップスでも空前のヒットとなったアルバム『ホテル・カリフォルニア』、1976年リリースです!ロックは大好きだったけどポップスはどうも…という若いころの僕でしたが、このアルバムを聴いて、そんな偏見は吹き飛んでしまいました。自分の好き嫌いより、相手が持っている善悪の判断基準を理解できるようになることのほうがよほど重要なんですよね、自分にとっても有益だし。メンバーは、グレン・フライ(vo, kbd, g)、ジョー・ウォルシュ(g, kbd)、ドン・フェルダー(g)、ランディ・マイズナー(b)、ドン・ヘンリー(dr)。

 実は、タイトル曲「ホテル・カリフォルニア」をいいと思ったのは後の話で、最初聴いた時は好きじゃなかったんです。暗いし、ギターソロが書きソロで「こんなのソロじゃねえだろ」と思ったり、諸々ありましてね(^^;)。むしろ虜になったのは、2曲目の「New Kid in Town」。うっすら鳴っているオルガンとエレピ、その前に綺麗な音のアコギ、素晴らしいコーラス…美しすぎるジャケット写真と合わせて、アメリカ西海岸の幸福感が音にぜんぶ出ているような心地よさでした。アメリカ西海岸の音楽と言ったら、その前はサイケビーチボーイズというイメージだったので、イーグルスの『呪われた夜』とこのアルバムのふたつがウエスト・コースト・サウンドの分岐点になったんじゃないかと思ったほど。あの泥臭かったドゥービー・ブラザーズですらこういうサウンドになりましたし、このへんでLAに何かが起きたんでしょう。80年代以降のLAサウンドはメタルでさえこんな感じですもんね。。
 以降、「Life in the First Lane」はポップロックでカッコいい、ピアノとストリングスから始まる「Pretty Maids all in a Row」なんてあまりの美しさにゾクッと来てしまいました。「Wasted Time」のストリングス・アレンジ版も、ちょっと前のカントリーとフォークをやっていたイーグルスからは考えられないほどの洗練のされ方、まるで映画音楽を聴いているかのようでした。

 そして、「Hotel California」です。この曲を本当にいいと思ったのは、なけなしのお金をはたいて高いオーディを買った時で、音の良さがすごかった!!「うわあ…」と、しばらく絶句したほど。この素晴らしい音はいいオーディオでないと楽しめない。でも、曲の真ん中のブレイクで音がふっと消えて、編集した事が分かってしまったのもその時で、聴こえなくていいものまで聞こえてしまった(^^;)。画質の良すぎるテレビで女優を観たら肌荒れが見えてしまった、みたいな感じ。良いオーディオも良し悪しですね。。でも、「ホテル・カリフォルニア」の音の良さに気づいた瞬間、実は「Pretty Maids all in a Row」と「New Kid in Town」も、実は音の美しさに感動していたのではないかとはじめて気づいたのでした。

 曲や演奏だけでなく、録音というものが新しい時代に踏み込んで、新しい録音技術が出てきたのも、70年代中ごろのロック/ポップスの進化の大きな一歩だったと思います。スティーヴィー・ワンダーの『Innervisions』が73年…やっぱり、録音の大転換点はだいたいこの辺。このへんから、レコードとライブは別という道をたどるグループが増えましたが、でもマテリアルが違ったら、違う中でベストなものを目指すのは不自然な事じゃないですよね。その中で生まれた「録音に感動する」名盤が、イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』や、スティーリー・ダンの『Aja』だったのかも。

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Comments
いいステレオだと 
そんなことまで聞こえる(聞こえない)んですね!
イーグルスをめちゃくちゃ好きだったことはないんですが、たまに聴きたくなるのがイーグルスです。
Re: いいステレオだと 
ボネ太郎さん、書き込みありがとうございます!

僕もイーグルスは良いオーディオで聴いてなかったらそんなに好きにならなかったかも。『one of these nights』と『hotel California』の素晴らしい音は、のちのLAメタルの高音質録音につながってる気がします(^^)。
何十年来の夢 
ホテルカリフォルニアは、僕ら世代には青春の1曲ですね。
青春という響きと正反対の、ダークでやるせない気分にしてくれますが。
イーグルスのカントリーチックな曲調は好きでもなんでもなかったのですが、
この曲には1発でノックアウトされたのを今でも覚えています。

Bach Bachさん言われるように、録音が非常によかったのも新鮮でした。
当時、オーディオに凝っていたのですが、オーディオ誌のリファレンスレコードが、オーケストラの〇×盤とホテルカリフォルニアでしたから。

アメリカ西海岸が世界で一番好きな理由の何10%かはこの曲の影響でしょう。
いつかL.A.に行った時にこのホテル(Beverly Hills Hotel)を訪れてみたいというのが、何十年来の夢ですね。
Re: 何十年来の夢 
AKISSH さん、書き込みありがとうございます!

ホテル・カリフォルニア、オーディオ雑誌のリファレンス盤だったんですか!知りませんでしたが、そうなっても全くおかしくない超優秀録音ですよね。いま聴いても良い音だと感じました。超IT時代になってもそう感じるって、すごい事の気がします。

僕がアメリカで行きたいホテルは、このホテルと、映画「シャイニング」に出てくるホテルのふたつです(^^)。あ、あと、元刑務所で宿泊できる所…アルカトラスでしたっけ?
多分 
アメリカで有名なのは、ボストンにある「リバティホテル」でしょうね。
でも、滅茶滅茶豪華(かつ高価)らしいですよ。
おおっ! 
AKISSH さん、書き込みありがとうございます。

ボストンのリバティホテル、調べてみました。僕が想像していたところとは違いましたが、ここ、メチャクチャいいですね!見とれてしまいました。
でも高くて、一生泊まれそうにありません(>_<)。
AKISSH さん、もし可能なら、いつか宿泊してレポートしてください!



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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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