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Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

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『笠井紀美子 / トーキョー・スペシャル』

KasaiKimiko_TokyoSpecial.jpg 笠井紀美子さんのアルバムと言っていちばん有名なのってこれじゃないかと思います…って、昔、中古番屋でこのジャケットをよく見かけたというだけなんですけどね(^^;)。『トーキョー・スペシャル』、1977年発表。作曲は山下達郎、矢野顕子、筒美京平というポップス系の人たち、そして鈴木勲というジャズ系の人も。それをコルゲンさん(鈴木宏昌)がアレンジしてクロスオーバー風味なサウンドに仕上げていました。

 そっちに行っちゃったか…。70年代中後半の日本のジャズをつまらなく感じるのは、右へ倣えでクロスオーヴァーに走ってしまった所なんですよね。そういう人がいてもいいとは思うけど、みんな同じ方向を向いちゃうところがちょっと…。いきなり宗旨替えをされると、今までやってたのは何だったの、と思っちゃうんです。で、宗旨替えした先の音楽がライトなポップスだと、寂しい理由しか思いつかないという。。でもこういう感想は、『Just Friends』を先に聴いて、しかもそれに感動した人の感想であって、一般的にはこのあたりから笠井さんに入った人の方が圧倒的に多いはずなので(ジャズとポップスではマーケットの規模が桁違いですもんね^^;)、僕みたいな感じ方をする人の方がレアなのかも知れません。

 さらに、このアルバムでの笠井さんは、音痴が取り返しのつかないレベルになってきた気が (^^;)。ワンセンテンスでワンシラブルの日本語詞だとピッチをキープしなくちゃいけないけど、それが苦手な人なのかも。

 でも考えようによっては、大野雄二さんのピアノ・トリオとの共演から始まって、コルゲンさんに辿りついたのなら、ある意味で一周して元に戻ったとも言えそうです。だって、コルゲンさんのバンドって、大野雄二さんの代名詞になったルパン三世のテーマを演奏したYou & The Explosion Band とほとんど同じメンツですもんね。久々に笠井紀美子さんを聴き直したところ、青春の1枚としてデビュー作の『Just Friends』さえ残しておけばいいや、という結論に至った僕でした(^^)。あれは、一生聴いていたいなあ。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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