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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『Portugal: Music from the edge of Europe』

Portugal Music from the edge of Europe ポルトガルの音楽のオムニバスCDですが、これは古き良き民族音楽でも、クラシックの古楽でもなく、現代(と言ってもリリースは1998年)のポルトガル音楽でした。これがすごく面白かった!収録曲数は18曲、収録アーティストは12組。僕が知っていたのはアマリア・ロドリゲスだけで、彼女が一番古い音源なのかな?音楽性はそれぞれですが、ヨーロッパの室内楽的な雰囲気が強いもの、ファドの影響が強いもの、そういうものにシンセをくわえていまの英米ポップス色風味を強めたものなどなど。

 真面目にすべてのアーティストをレビューしてもいいぐらいに面白いCDだったんですが、めんどくさいので割愛(^^;)。これは良いと思ったアーティストだけざっと紹介すると、こんな感じでした。

カルロス・パレデス Carlos Paredes。ギラギラしたポルトガル・ギターで哀愁たっぷりなファドのような音楽を演奏していてよかったです!

ヴィトリーノ Vitorino。旅芸人の一座みたいな民族色を感じる弦楽アンサンブルの前で歌う歌がよかった!これ、フランスの音楽と言われても信じてしまうかも。

ダンサス・オクルタスDancas Ocultas。なんと、アコーディオン4重奏!こういうものが一般に受けてEMIからデビューしたりするところが、日本とは比べ物にならないぐらいにポルトガルの音楽文化の高さを感じさせられました。

ルア・エシュトラヴァガンテ Lua Extravagante。女性ヴォーカルで、収録されていた曲は、ハーディーガーディーみたいな持続音の和声楽器に、カホンのような打楽器、そこにシンセのパッドが重なる伴奏だったんですが、まるでポルトガルの民謡をモダン化したような歌でした。こういう所に文化の深さを感じるなあ。

全体として思った事をまとめると、ポピュラー系の音楽でも、背景にちゃんと器楽や民族音楽の素養がしっかりあるな、と。次に、ポルトガルの商業的なポップスとおもわれる歌でも、アレンジやら何やらがとっても大人なうえに洗練されていました。こういうのを聴くと、今のアメリカや日本のチャート音楽がいかにガキくさいものであるかを痛感させられます。これは音楽どうこうじゃなくて、文化全体の傾向なんでしょうね。そして、ラテン音楽(特にイタリアとか、そっち方面)の歌文化の影響が意外と強いと感じました。フランスのヴォーカルミュージックにも近いものが散見されたのは、もしかすると英米音楽よりフランス音楽の方がいっぱい聞かれてるとか、そういう事があったりするのかな?まあ、日本にもある時期はフレンチポップスの影響を受けまくっていた時代がありましたしね。

 こういうオムニバスCDを聴いていると、音楽文化の流布の仕方が見えるようで面白かったです。そして現代のポルトガルの大衆音楽のレベルが、想像以上に高くて、いい文化を持ったいい国なんじゃないかと思えてきました (^^)。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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