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DVD『熱闘!日本シリーズ1992 西武-ヤクルト』

Nettou NihonSeries1992 seibu yakult 世代的な問題で、野村克也さんといえば、僕にとっては選手や解説者としてより監督のイメージが強いです。現役でかろうじて知ってるのは有名な南海時代ではなくロッテや西武時代で、それだってプロ野球チップスのおまけカードで見たことがあるぐらい(^^;)。一方、監督としての野村さんはID野球として一世を風靡し、弱小球団を優勝させてしまう手腕は、日本の野球のやり方自体が変わるレベルの凄さでした。中でも、クソ弱かったヤクルトを3年でセ・リーグ優勝に導き、以降は何年にもわたってヤクルト最強という時代を築いたのは、野村さんが達成した数々の偉業の中でもいちばん凄い事だったと思います。この日本シリーズは、ノムさんがヤクルトを優勝させた最初の年の日本シリーズで、7戦中4戦が延長線、そして西武の森監督とヤクルトの野村監督の両方がプロ野球きっての知将という事で、ものすごい高度な野球になったのが最高に面白かった!

 第1戦から大熱戦、延長12回までもつれた試合の決着をつけたのは、大昔の広岡監督時代に唯一優勝を経験していた14年前のヤクルトにも在籍していた杉浦の代打満塁ホームラン!いやあ、1試合目からこれは熱い、しかも西武圧勝という下馬評を覆しての先勝はアドレナリンあがりまくりでした(^^)。こういう興奮って、スポーツならではと思います。

 第2戦は西武の郭泰源~潮崎という西武投手陣の完封リレー劇。この頃の西武の投手陣の凄さは圧巻ではあったんですが、それ以上にハウエル、広沢、古田といったヤクルトのクリーンアップがシリーズ通して西武に抑え込まれたのが印象的でした。力だけでなく、弱点を徹底駅に研究されて攻められたんでしょう。野村さんに目が行きがちですが、現役と監督時代を通じて日本シリーズ無敗の森監督は、やっぱりとんでもない知将なんですね。それにしても、現役時代の荒木大輔はめっちゃくちゃ2枚目、そして途中まで西武を完全に抑え込んでいたんですが、カーブが素晴らしいんですね。なるほど、プロだとストレートとカーブの両方がないと厳しいけど、これだけのカーブを持っていたから高校野球で無双だったのかも。

 第3戦は野村監督が奇襲を仕掛けて、なんとシーズン0勝のサウスポー・石井一久を先発!しかしこの奇策は失敗(^^;)。一方の西武はシーズン最多勝のエース石井丈裕…もしかすると、野村監督はこの試合を捨て試合と見ていたのかも。もう、この辺はきつねと狸の化かし合いですね。それにしてもヤクルトは主力打者が抑え込まれての完敗で1勝2敗、これは西武圧勝のムードが…。

 第4戦、またしても西武の完封リレーが炸裂!今度は渡辺智~鹿取(ロングリリーフ)~潮崎です。ヤクルト打線は研究されつくしてますね、投球ミスやヤマ張りでも当たらない限り打てそうにありません。これで1勝3敗となって早くも西武は優勝リーチ。これはワンサイドゲームになりそう。

 第5戦、後がない野村ヤクルトはここで手を打ちます。なんと、橋上とパリデスという西武がノーマークだろう選手をふたり先発に起用。なるほど、データがなければ弱点攻めは出来ないという訳ですね。しかもこの戦略は当たり、パリデスは2安打、橋上は1安打1フォアボール。また、相手チームの分析攻略はヤクルトも行っていて、西武の4番清原を完全にブレーキにしています。この試合、ヤクルトの策が功を奏して一時は6対0となるんですが、西武が息を吹き返して6対5となった事で西武はリリーフエース潮崎を投入してしまい、切り札を休養させる事が出来ず、その上で延長の末に敗戦。こういう所は勝負の綾。戦略性の高いチームスポーツって、メッチャ面白い。。

 第6戦これぞ死力を尽くした大勝負、数ある日本シリーズの試合の中でも最も面白かった試合かも。だって、6回も逆転して、またしても延長戦の末に決着ですから、こんなに面白い試合もない(^^)。大激戦の上に最後は7対6でヤクルトの勝利!しかしその裏で、ヤクルトの古田と広沢、西武の清原が完全に封じられるという双方のデータ野球がすごい。。

Nihon Series 1992 7-9 そして第7戦。この試合、7回裏のヤクルトの攻撃で、広沢が本塁憤死というシーンがあるんですが、これはヤクルトのチーム指導で、内野ゴロの際の3塁走者の走塁の方針に「ダブルプレーを防ぐためにキャッチャーにチャージを掛けろ」というものがあったんだそうです。そんなわけで、広沢はキャッチャー伊藤にチャージしに行ったためにタッチアウト。もしキャッチャーを避けて滑り込んでいればセーフで勝ち越しだったかもしれないプレーで、このプレイから野村監督は競った場面でのギャンブルスタートという作戦を思いついたそうで、以降の現代野球でギャンブルスタートは定石化しました。ただし、そういう説明はこのDVDではなかった(^^;)。これが勝負を決めるプレーとなり、1点差でヤクルト敗戦。。あと1点で日本一というところを逃した無念の戦いでした。

 素晴らしい日本シリーズは79年の広島vs近鉄とか85年の阪神vs西武とかいくつかありますが、もっとも高度だった日本シリーズはこれだったと僕は思っています。負けはしたものの、金や囲い込みを行って最強球団を作った西武を崖っぷちまで追い込んだ野村ヤクルトは凄かった!そして翌93年、またしても日本シリーズはこの両者の対決に。そして…その話はまた次回に(^^)。。

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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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