fc2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『ワーグナー:《ニーベルングの指輪》管弦楽名演集 ショルティ指揮、ウィーン・フィル』

Wagner_Nibelungen_Solti_ViennaPhil.jpg 数日前、ショルティ&ウィーンフィルのワーグナー『トリスタンとイゾルデ』の録音の感想を書きましたが、ショルティ&ウィーンフィルのワーグナーでは、こんなものも持っています。世間的なワーグナーの代表作と言えば、4作で完結となっている「ニーベルングの指輪」でしょうが、何日もかけて観る「ニーベルングの指輪」を最初から最後まで楽しむのは、現代人にはやっぱり大変。僕は音大出身ですが、同級生の中でも全部観たという人は多くなかったです。ドイツで上演される時も、観客の疲労を気遣って6日ぐらいかけて上演するらしいですしね(^^;)。日本だと、上演されたとしても年1作を4年かけて上演するのが普通なのかな?というわけで、指輪の音楽部分のハイライトだけをあつめたのがこのCDです。

 ワーグナーはマーラーと並んで後期ロマン派を代表する大作曲家なのに、代表作が楽劇に集中しているので、オペラが苦手な僕はなかなか手を出せませんでした。というわけで、作曲の勉強では避けて通れない「トリスタンとイゾルデ」に次いで手にしたのは、ワーグナーの曲の中でいちばん有名な「ヴァルキューレの騎行」も入ってるあの超大作「指輪」の音楽を抜粋したこのCDを手にしたのでした。映画『地獄の黙示録』や、プロレスラー藤原喜明の入場曲としてなじみがありましたしね(^^)。藤原は、ようやくメインイベンターになった長州力を血祭りにしたテロリスト時代も、関節技の鬼として一世を風靡した時も、通好みで好きだったなあ。

 ショルティ&ウィーンフィルの指輪の演奏は、かなりクールというか、スッキリした演奏でした。スコアがよく見える演奏、響きもいいし、さすがは指輪の模範演奏に数えられるもののひとつだけあるとしみじみ聴き入ってしまいました(ベーム&バイロイト以前はやっぱりショルティ&ウィーンフィルが本家だったのかな?)。で爆発力はそこまでない感じ。

 ショルティ&ウィーンフィルの「指輪」全曲録音は伝説的なセットで、持っていたら家宝物だと思うんですが、「16時間も聴いてられない」「音楽だけサクっと楽しみたい」という方には、これはうってつけの1枚ではないかと思います。僕も若い頃に「指輪全集を買った時にお役御免で手放そう」と思っていたのに、30年近くたってもいまだにこの1枚にお世話になり続けてますし(^^)。。

関連記事
スポンサーサイト




Comments

09 2023 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

月別アーカイブ
検索フォーム
これまでの訪問者数
最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS