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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『シューベルト:《野ばら》歌曲集 第2集 バーバラ・ヘンドリックス(sop)』

Schubert_Kakyokushuu2_BarbaraHendriicks  シューベルトの歌曲はあんまり聴いてないと言いつつ、部屋を探るとそれなりに出てくるもんですね(^^)。これはアメリカ人ソプラノのバーバラ・ヘンドリックスによるシューベルト歌曲録音の第2弾。第2弾と言いつつ、「セレナーデ」「アヴェ・マリア」「野ばら」などなど、有名曲がいっぱい入ってました。ピアノはラドゥ・ルプー、ルーマニアのピアニストで、色々なピアノの国際コンクールを総なめにして「千人に一人のリリシスト」なんて言われた人なんだそうです。

 このCDで一番心が動いたのは、シューベルトが生涯に一度だけ開いた自作歌曲のコンサートのために書いたという「流れの上で Auf dem strom」D943でした。このCDだと、ホ長調で演奏しているように聴こえるんですが、イントロ展開部でEコードを展開してGルートの6の和音としているところがいかにもドイツロマン派風というか、しびれました。ああ、冬木透さんがウルトラセブンの劇伴で折に触れて参考にしたロマン派風音楽はこれなんだな、みたいな(^^)。この曲にホルンの助奏がついてるのも、まさにそんな感じ。

 ドイツ歌曲かどうかはさておき、やっぱり歌曲はソプラノかメゾ・ソプラノだな、なんて思ってしまいました。そんなわけで、僕的にはバーバラ・ヘンドリックスさんの歌うシューベルト歌曲は最高だったんですが、なんでも聴く人が聴くと、アメリカ人なのでドイツ語がちょっと下手なんだそうで。ああ、日本人だからそういうのが分からなくて良かった。でもやっぱり、ドビュッシー以降のフランス歌曲に比べると和声も構造も貧弱だな…な~んて思っちゃうのは、古い曲なんだから仕方ないっすよね(^^;)。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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