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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Steve Lacy Five / The Way』

SteveLacy_theWay.jpg  スティーブ・レイシーというジャズ系のソプラノ・サックス奏者がリーダーを務めたクインテットの、1979年のライブ録音です。

 さて、ジャズ系のサックス奏者とひと口に言っても、スティーブ・レイシーの音楽はバリバリに個性的で、その個性たるやエリック・ドルフィーに並ぶほど。フリージャズという脈絡で語られる事も多いし、まあそういう時期もあったようなんですが、僕が一番好きなレイシーというのは、キッチリと作曲をして、それを演奏するというスタイルなので、感情に任せて曲も構成もへったくれもナシに吹きまくるというフリーとはかなり違います。ものすごい個性的なコンポジションとアンサンブル、その要所要所で縦横無尽に駆け巡るアドリブ・ソロ、という感じなんですね。これが素晴らしい。すべての音楽って、だいたいこういう所を目指しているんじゃないかと思うのですが、それを実現できている人って、本当に少ないと思うのです。こうしたスティーブ・レイシーの追求してきた音楽の全盛期というのが、70年代であったと思います。中でも、Steve Potts がアルトサックス、Irene Aebi がチェロ&ヴァイオリン、Kent Carter がコントラバス、それにドラムが加わった5重奏団は、スティーブ・レイシーの音楽が辿り着いた到達点だと思います。で、このCDは、その5重奏団による全盛期のライブ録音、という訳です。

 2管にヴァイオリンの加わるアンサンブル、ジャズ的な強いリズム、モンクのようなねじまがった楽曲、そしてライブならではの疾走感!いやあ、これぞ僕が音楽に求めているものです!!マジでカッコいい。。特にこのライブならではのテンションが良くって、このライブと同じ曲を収録したスタジオ録音盤はフランスのレーベルSARAVAHから出てるんですが、そちらよりも数段上の演奏です。ところで、このライブはスイス公演。…結局、エンターテイメントではなくって芸術方面のジャズをやると、アメリカでは評価されず、ヨーロッパでは評価しようとする土壌があるという事なんでしょうね。こんな所にも、資本主義至上主義のアメリカと、資本主義圏ではあるけれども、それとは並行して人文主義思想が熟成しているヨーロッパとの違いがあらわれている気がします。



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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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