『BULGARIA / Folk & Village Music』

bulgaria_SinpinoUtagoe.jpg 同じく、ブルガリアの音楽です。しかし、これが例の有名なブルガリア国立合唱団による歌唱なのかどうか不明。タイトルから憶測すると違うのかもしれませんが、合唱の凄さはあのブルガリア国立合唱団の脅威の合唱とまったく遜色なし。更に、ブルガリア国立合唱団のものとは違い、かなり土着的な音楽まで収録されているというのが、このCDの良い所です。

 しかし、ブルガリアのこの声の音楽というのは、一体どういう背景と歴史がある物なのでしょうか。プロ音楽家でない人たちが、プロでも到底かなわない歌唱をしてしまうというのが凄すぎる。ブルガリアというのはスラブ系のブルガリア語を離す筈なので、たぶんこの音楽もブルガリア語なのだと思うので、歌詞の内容までは僕には分かりません。しかし、タイトルだけを拾うだけでも、「若い羊飼い」とか「この哀しい森で」「昨日山を越えて」みたいなものばかりなので、とうてい教会音楽とは思えない。このCDの5曲目「秘密の約束」なんて、ふたりの歌唱者のコール&レスポンスで、ヨーデルに近いというか、歌というより、山のあっちとこっちで会話しているかのようにすら聞こえます。もしかすると、そういうあたりにバックボーンとルーツがあるのかも。

 しかし、こういう音楽をCDで聴くというのは、どうしても限界がありますよね。仮に山のあちらとこちらで声を通すような所の音楽であったら、スタジオでマイクで収録なんていう事自体が無理。オペラのソロイストなんて、スタジオで録音しようとしても無理ですからね。きっと、それ以上の無理があるでしょう。また、合唱音楽のこの凄さは、空気感を消すように設計された録音スタジオで収録するのがやっぱりおかしな話。恐らくこの合唱自体が反対を志向していて、響きのある場所を望んでいるんじゃないかと。
 声の音楽の物凄さというのは、CDはCDでしかないという事を痛感させられます。それにしても…凄い!!


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Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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