FC2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『Pat Martino / Desperado』

Pat Martino_Desperado ジャズ/フュージョン系ギタリストのパット・マルティーノが1970年発表に発表した5枚目のアルバムで、プレスティッジ最終作です。なんとここでマルティーノさんは12弦ギターを弾いているのですが、これはイーグルスやスティーブン・スティルスが弾いていたアコギの12弦じゃなくて、ジャズ・トーンにした思いっきりエレクトリック。というわけで、ずっとオクターバーが入っているような独特なサウンドでした。ウェス・モンゴメリみたいなオクターブ奏法を多用する人なので、「だったら最初からオクターブ奏法みたいな厚みある音が出るギターを弾いちゃえばいいんじゃね?」ってなったのかも。

 1曲目にゲストでソプラノ・サックスのエリック・クロスが入ってますが、そんなに演奏してません(^^)。それ以外は、カルテットの演奏でした。編成はギター、エレピ(Eddie Green)、エレベ(Tyron Brown)、ドラム(Sherman Ferguson)。というわけで、エレクトリック・バンド、やっぱりエレピって気持ちいいなあ。パット・マルティーノがアメリカン・ソングフォームな曲で単旋律のアドリブをしまくる内容なので、電気楽器のサウンドで雰囲気を作るムードミュージック的なフュージョンじゃなくって、ジャズ・ロックみたいでした。バラード1曲以外はすべて押しの一手で、とにかくマルティーノさんのアドリブに聞き惚れるばかり。音楽的には、途中でテンポが変わって圧していく「Express」が、ニュージャズ的な頃のエレクトリック・マイルスみたいで、いちばん硬派に感じました。うーんこれはカッコいい。。

 音楽の熱気を感じさせるのがドラムでした。Sherman Fergusonさんというドラマー、僕は知らなかったのですが、かなりタイトでしかも熱い演奏をしているのですごい熱気!その上でパット・マルティーノがメラメラと弾きまくるので、「おおーこれはロックだ!」って感じで、聴いて興奮!いやー、決してディープな音楽をやっているわけじゃないと思うんですが、このロックな熱はカッコいいなあ。
 
 内容がアコースティックな純ジャズじゃないし、表現なんて関係なしにひたすら押しの一手のアルバムなので、表現力ある音楽的なジャズを好きな人からは好かれないアルバムかもしれません。でもジャズロックと思って聴けばこれはカッコいい!特に、ギターで単旋律のアドリブを取りたいと思っているロックやフュージョン寄りの方には、最高にエキサイティングなアルバムじゃないかと。
 プレスティッジ時代のパット・マルティーノさんのアルバムは、僕的にはマカロニ・ウエスタン映画みたいな印象です。歴史に残る大傑作はないけど、でもいざ触れてみるとどれもこれもそれなりにみんな面白い、みたいな。いや~、マルティーノさんのレコードを大量に持っているので、整理しようと思って今回聴き始めたんですが、みんな面白くてどれも手放せないぞ(^^;)。。

関連記事
スポンサーサイト




Comments

03 2021 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
これまでの訪問者数
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS