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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『King Sunny Adé / Juju Music』

King Sunny Ade_Juju Music ナイジェリアのジュジュ・ミュージックの代表的な歌手・キング・サニー・アデです!60年代から活動しているミュージシャンですが、これは82年にアイランドレコードからリリースされた西洋進出アルバム第1弾。アイランドレコードで82年リリースとなると、ワールド系のポップスとしてボブ・マーリーの後釜に持ってきたのか…な~んて穿った聴き方をしてしまう僕は心が汚れているのでしょう(^^;)。でも、欧米の音楽産業って、80年代以降は世界マーケットを狙って、各地のスターミュージシャンをひとり作りますよね。日本のクラシックだと村治佳織とか諏訪内晶子とか、フラメンコだとビセンテ・アミーゴとか、アフリカだとサリフ・ケイタとか。

 ジュジュ・ミュージックというのはナイジェリア生まれのアフリカン・ポップスの事で、アフリカ音楽と英米のポップ・ミュージックのあいのこみたいな音楽です。このアルバムでいうと、リズム・セクションはよく聴くとアフリカの打楽器が使われていますが、西アフリカの強烈な皮面太鼓ではなくて、カバサのような軽い音の楽器が多い感じ。そこに、ボトルネックを使ったエレキギターやエレキベースやシンセが重なって、音だけ聴くとエレクトリックなハワイアンみたいにほんわかしてる印象。曲はアンチクライマックスというか、同じ曲想が延々と続く感じ。

 ただ、このアルバムは、正直いってあんまり魅力ありませんでした。僕はサニー・アデもジュジュ・ミュージックも大好きなんですが(詳しくはないですけど^^;)、これはサニー・アデの良さもジュジュの心地よくトランスしていく感じもなくなってしまった音楽に聴こえてしまいました。西洋に寄せすぎたというか、ボブ・マーリーを意識してメッセージ色を強く出し過ぎてジュジュの気持ち良さもトランス感も消えてしまったというか。
 日本ではサニー・アデというと、大資本のレコード会社の宣伝力や流通的な事情もあってこのアルバムの印象が強いかも知れませんが(ナイジェリア時代のアルバムは入手自体が難しい^^;)、もし僕がキング・サニー・アデで最初に聴いたアルバムがこれだったら、以降サニー・アデは聴かなかったかも。僕がサニー・アデやジュジュ・ミュージックの虜になったのは…それはまた次回!!

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Comments
 
サニー・アデですか、イイですね!最近はちょっとご無沙汰ですけど、ワタクシも大好きです。ただ、サニー・アデのアイランド盤は、おっしゃる通りボブ・マーリーの2匹目のドジョウを狙ったアイランド側の策略によって、西洋に寄せ過ぎた感は否めませんね。

それから、ちょっと気になった点を挙げさせていただきますけど、「ジュジュ・ミュージックというのは」「アフリカ音楽と英米のポップ・ミュージックのあいのこみたいな音楽」というのは違っているかと思います。サニー・アデのアイランド盤はそのように聞こえるかもしれませんが、1940年以降のトーキング・ドラムの導入や楽器の電気化によってジュジュはよりヨルバの民族色を強化していますし、基本的にジュジュには「英米のポップ・ミュージックとのあいのこ」という感覚は無いかと思います。まあ、ワタクシの個人的な意見ですが・・・。
お久しぶりです! 
ころんさん、書き込みありがとうございます!緊急事態宣言が延期になり、もうしばらくはがまんの時が続きそうですね。

ころんさんがサニー・アデを聴いてないはずがなく、それどころか僕よりも多く聴いてるのは確実と思います。そんな方のご意見は、きっと僕よりも事実を言い当てている面が多いでしょうね。
僕は西洋音楽との衝突以前のナイジェリアの音楽は、実は出会えたことがないです。ハイライフにしても、ツインズセブンセブンにしても、もう西洋音楽との衝突後ですもんね。はやい段階で奴隷貿易の主要港のひとつになったのだから、まあそれも当然なのでしょうけど。
というわけで、西アフリカやギニア湾沿岸のプリミティブな音楽との比較になりますが、3度積みのスリーコードの歌音楽は、やはり西洋の俗楽から来たものだと私には聞こえます。西アフリカの音楽では比較的西洋音楽に近いと思えるマリのグリオですら、ここまで露骨な長三和音のシステムを取っているようには聞こえない…のですが、違うのでしょうか。
 
こんにちは。
楽理が全くわからないワタクシには、「3度積みのスリーコードの歌音楽」「長三和音のシステム」が何のことなのか理解不能なのがもどかしいです・・・。

世界のポピュラー音楽で英米の音楽の影響を受けていないものは殆ど無いと言って良いでしょうから、その意味ではジュジュに限らず、ほぼ世界中のポピュラー音楽は英米のポップ・ミュージックとの「あいのこ」であると言えると思います。ただ、サニー・アデのアイランド盤の記事の中で「あいのこ」という言葉があったので、ジュジュは「民族色を薄められた音楽」みたいな意味に捉えてしまい、まるでインネンをつけるかのようなコメントをしてしまった次第です。申し訳ございません。
いえいえ 
この見解は、西洋音楽との衝突以前の地域音楽をネイティブと見做すか、それとも西洋音楽との衝突以降に生まれた西洋音楽のコピーそのものではないハイブリッド種(例えば演歌)をネイティブと見做すかの差でしょうから、どちらが正しいというものでもないと思います。最初にコロンさんがおっしゃったとおりですよね。

ぜんぜん、あやをつけられたなんて思ってません。むしろ、「なるほど、そういう感じ方もあるのか」という発見もあって、有り難い書き込みでした。

またいろいろと教えてください!

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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