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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『ルトスワフスキ:弦楽四重奏曲 クロノス・カルテット』

Lutoslawski kronosQ 僕が最初にルトスワフスキの作品を聴いたのはこのCDでした。高校生の時に大ハマりした弦楽四重奏団クロノス・カルテットの新作という事で、作曲家関係なしに飛びつきました。クロノス・カルテットをきっかけに知った作曲家や曲はけっこういて、どれも面白かったのですごくワクワクしてました。ジミヘンやるのは商売っ気丸出しな上に面白くもなんともなくてウンザリでしたけど、そこはアメリカという事で(^^;)。それにしても、アヴァンギャルド専門の弦楽四重奏団がブレイクするって、まだ音楽が真面目に聴かれてた時代だったんですね。

 ところがこれがいまいちピンとこなかった(^^;)。僕が持ってるのは輸入盤なんですが、その解説には「here the composer asks each performer to play his part ad lib as if alone」なんて書いてあります。ライナーには他にも色々と書いてあり、つまりこの作品、プレイヤーがかなり自由に即興したりページを飛ばしたりしていい作品みたいです。なるほど、アレアトリー導入の音楽なんだな…。それでどういう音楽になったかというと、点描的で、なんだかバラバラにグチャグチャ演奏してるフリー・インプロヴィゼーションのような、ぼんやりした音楽になってしまった(^^;)。リズムがストラヴィンスキーなみに強烈で色彩の豊かな「ピアノ協奏曲」や「ノヴァレッチ」と正反対の音楽だったんです。なるほど、これがよく言われるルトスワフスキの「偶然性の対位法」なんだな、きっと。

 これで僕はルトスワフスキに苦手意識を持ってしまい、ピアノ協奏曲に出会うまでルトスワフスキを避けてしまったのでした。ああ、なんてもったいない十数年を送ってしまったんだろう。第1印象ってやっぱり強烈に残ってしまうもんなんですね(^^;)。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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