『FOGHAT』

FOGHAT.jpg フォガットのデビュー作です。この頃は、全然ポップというんではなくって、ブルース・ロックをベースに感じるような音楽です。が…いやあ、これがまたけっこう良いんですよ。ブギーとかブルースロックとかいった言葉から想像できないような独創的な曲が何曲か入っていまして、これがいずれも絶品。"Leavin' Again"なんて、跳ねるようなリフがひたすら繰り返され、それがまたフワフワ漂うような曲調になっていて、なんというか…素晴らしいとしかいいようがない。この曲、30分ぐらい連続で演奏されたとしても、飽きないだろうなあ。あと、アルバム最後の"Gotta Get To Know You"なんかも、エレピのリフからフェードインしてくるようなすごい浮遊感のある気持ちのよい曲で、こういう音楽って、クラプトンにもツェッペリンにも作れないんじゃないかと思います。
 しかし、やっぱりアルバムの幹になっているのは、ブルース・ロック。なんといっても、メンバーの大半が3大ブルースロック・バンドと言われたサヴォイ・ブラウンのメンバーなんですから、この手の音楽はお手のものなんでしょう。ローリング・ストーンズをはじめ、多くのブルースロック・バンドが何度もカバーしてきた"I Just Want To Make Love To You"なんか、他のバンドとの実力差を見せつけるような完成度です。

 しかし、フォガットがブルース・ロック的な音楽をそのままやったのは、デビュー作の本作だけ。以降は、思いっきりオリジナル色の強いロックでポップな音楽を作っていきます。このデビュー作の音楽性と、以降のフォガットの音楽性の食い違いが、ファンを混乱させたのかもしれませんね。どちらも素晴らしいんですが、デビュー作が良いという人は以降を認めないだろうし、名盤の「ENEGIZED」あたりを好きな人は、こちらを認めないでしょうし。でも、どっちもひっくるめて楽しむのが、リスナーとしては一番お得なのではないかと。どちらも、いい音楽なんですよ!


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Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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