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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『R.シュトラウス:歌曲集《4つの最後の歌》ほか エリーザベト・シュヴァルツコップ(soprano)、ジョージ・セル指揮 ベルリン放送交響楽団、ロンドン交響楽団』

RStrauss_4tunoSaigonoUta_ErizabethSchwarzkope_GeorgeSzell.jpg 「4つの最後の歌」の名演として知られている録音で、エリーザベト・シュヴァルツコップというソプラノによるリヒャルト・シュトラウスの歌曲集です。もちろん、「4つの最後の歌」目当てで買いました(^^)v。アビイロード・スタジオでリマスタリングしてのCD化。ただ、アビイロード・スタジオでのクラシックのリマスタリングは以前にもシューベルトのシンフォニーで外した事があって、低音スッカスカで良くなかったので、僕にとってはプレミア感を感じるどころかむしろマイナス要素、音には期待してませんでした(^^;)。録音はベルリン放送交響楽団との共演が1965年(「4つの最後の歌」はこっち)、ロンドン響との共演が1968年でした。

 ん?何か違和感があるぞ、べたっとした演奏だなあ…ああなるほど、モノラルなんですね。で、演奏もあんまりデュナーミクがついてなくて平面的でした。クラシックの古い演奏って間違えない事を優先してるためか、表現面がクールなものがけっこうありますが、これもそんな感じの演奏でした。期待の「4つの最後の歌」は、ショルティ指揮ウィーンフィルのものと比べるとテンポ速め。1曲目の「春」なんて、アレグロ気味にすら聴こえます。個人的にはショルティのテンポ設定に心を打たれまくったもんで、演奏もエスプレッシーヴォで表現も素晴らしかったものの方が好みでした(^^)。まあでもこれは本当に好みですね、こっちの店舗間の方が好きな人も多そうです。

 でもサラッと演奏している分だけ和声や構造がとても見えやすい演奏で、それで気づいた事が。「4つの最後の歌」ってさすがシュトラウスというか、ロマン派なのに後期なだけあってサウンドの色彩感が凄いんです。例えば1曲目「春」なんても転調の連続。それなのに、こういう平坦な音で聴くと、3和音しか聴こえてこないんです。ショルティ&ウィーンフィルだと表現がすごくてそこに気づかなかったんですが、音がすごいカラフルなのに、テンションどころか6度や7度の音すらあんまり使ってないんじゃないか、みたいな。ただしディミニッシュはよく出てくるので、タテの音の厚みではなく、ヨコの音の変化でこれだけの色彩が出てるのかも。4和音もテンションも組み込まずにここまで見事な色味を出せるのか、すごい作曲技術だと改めてゾクッと来てしまいました。これ、分析すればなんでそうしてるのかとか、色々と気づく事がありそう。「4つの最後の歌」は、いつか真面目にアナリーゼしてみたいなあ。後期ロマン派ばんざい!

 他にも、op.27-4「あした」、op.36-1「ばらのリボン」など、他の演奏で感動した曲も演奏していたんですが、比較的手堅い演奏で、もうひとつ心が揺さぶられませんでした (^^;)。いや、演奏に傷があるわけでもないしむしろピシッとしていて悪くないんですけど、モノラル録音とか立体感のなさとか、そういう録音的なところで感動できなかったのかも。そう考えると、ステレオ録音の発明ってすごい事だったんだなあ。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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